2007年07月26日

偽20元札に注意を

 最近、市中に大量の偽の20元札が出回っているようです。最近も、私自身が2回偽札に出くわしました。いずれも、その場で偽札と分かったので、店員に交換させましたが、私の上海人の友人からも、20元札の偽札に出くわしたという話を耳にしました。

 特徴として、まず偽札はぐちゃぐちゃでしわだらけのことが多いです。私の場合、2回ともそうでした。本物との識別を紛らわしくするためでしょうが、ぐちゃぐちゃの札をもらったら、遠慮せずに交換してもらいましょう。逆に、新札では偽札は少ないと思われます。

 また、よく見ると様々な違いがみられます。たとえば、模様が粗雑であったり、触っただけで感触が違うのでそれとすぐ検討がつく場合もあります。怪しいと思ったら、交換してもらうのがベストです。

 さらに、お札を本物か、偽物かチェックするときは、必ず店員の前ですることも必要です。カウンターを離れてから、偽札だといっても相手にしてもらえません。

 地下鉄の窓口で切符を買うときも要注意です。2回のうち、1回は地下鉄の窓口で偽札が見つかりました。100元札は最高額の紙幣なので、係員も念入りにチェックしますが、10元、20元に関しては、おつりとして再利用されるため、偽札が出される可能性が非常に高いのです。

 対策としては、買い物では銀聯カード、乗り物では共通交通カードを使い、なるべく現金に触らないことがベストでしょうね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

日本はアジアの楽園か

 最近、私の周りで初めて日本に行くという上海人が続々と出始めています。日本への旅行キャンペーンなども手伝って、一頃と比べると、日本に行きやすくなったのが理由だと思いますが、日本の企業も上海など都市部から優秀な大学院生などを発掘して、人材育成として日本に送り込んでいるようです。

 ある私の友人は、上海の有名大学の大学院生ですが、いま研修で東京にいます。結構な待遇で、20代後半の女性で月収80万円ほど。企業からは南麻布のマンションが居住用として与えられていました。
 なんせ、これまで日本とは全く縁が無かった彼女ですが、日本に行って「自宅の便器も自動でふたが開く」と感動していました。職場環境も上海と比べると格段によく、非常に気持ちよく仕事ができると言っていました。ただ、生活費と税金が高いことがちょっとネックかな?とも。さらに、日本語はできなくても東京なら英語で仕事ができるし、特に生活も困っていないようです。

 上海の公安に勤める私の親友Aさんも、最近日本に行っています。昨日日本から戻ってきて、興奮気味に私に土産話をしてくれました。
 清潔な街、秩序ある人々の行動、そして「上海と比べると格段に涼しい」ことに感動していました。彼のツアーには、大阪・奈良など私の故郷も含まれていて、東大寺の大仏をみて、たまげたと言っていました。そして、大都市であるのに、空気も澄んでいて、環境が抜群。一度行くだけで日本に住みたくなったと言っていました。

 彼ももともと日本とは縁もゆかりもなかったのですが、こうしてちょっと行くだけで、彼の同僚から「日本に魂を吸い取られた」と言われるぐらい、日本ひいきに変身してしまいました。

 中国人にとって、日本は近くて非常に遠い国です。文化などでも共通点が多いのに、実際に見に行くには関門が非常に多い。
 だけど、一度行った人からは、「日本はパラダイス」と感じ、様々な夢を見ることはごく自然でしょう。私も中国に長くいればいるほど、日本に永住を希望する中国人の気持ちが分かるようになってきました。

 逆に、彼らからすれば、上海に大挙してやってくる日本人が不思議でならないようです。正直、日本と比較してしまうと、上海もかすんでしまうと私に言いました。

 さらに、田舎に行っても、都会とほぼ同じレベルで生活できる生活水準の高さも魅力的だと言っていました。中国ではまずあり得ないことです。

 私も中国の田舎をよく旅行しますが、中国の田舎旅行はまさに、「がまん大会」の連続になってしまい、旅行が「苦行」になることもしばしば。

 中国人の日本行きが増えるに従って、日本を再認識している今日この頃です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類