
一時閑古鳥が鳴いていた上海浦東の聯洋住宅地にある親指広場(大拇指广场)ですが、最近では急速に住民が増え、週末となると車の渋滞ができるほどかなりの賑わいを見せています。
特に、どの店も値段は決して安くないのですが、レストラン街にかなりの客が入っています。
そんな中、韓国系の焼き肉チェーン店がOPENしました。中国名では、「炉辺情談」と表記していますが、ソウルで店を展開している中堅の焼き肉チェーン店です。(HP:http://www.hwarosarang.co.kr/)
聯洋社区は、具体的な数値は知りませんが、私の体感では、韓国人の割合が非常に多いエリアの一つです。その割合は、すくなくとも日本人よりずっと多く、さらにファミリー世帯によく出くわします。
そんな韓国人たちに支持されているのか、連日大入り満員で、日本の飲食業界の雑誌に連載を書いている私も、これは行かないと思い早速食べに行ってきました。

この店の特徴は、日本でも多いちょっとおしゃれな居酒屋的な内装で、本場韓国の店とほとんど変わりません。日本人の我々からすれば、ちょっとほっとするような雰囲気です。
今までの上海の焼き肉やといえば、蛍光灯を使った妙に白っぽい明るい内装が多いのですが、ここではむしろ暗めで、雰囲気を大切にしていることが分かります。
開店ばかりだからかもしれませんが、とにかく中国人従業員の対応が非常にいい。いろいろ彼と話をしていると、どうも待遇が結構いいらしく、従業員用のお昼や夜も本場韓国の料理が出されるとかいっていました。この従業員のやる気は大切です。いつまでもこの調子で。
炭火焼きで食べる焼き肉スタイルは、いまや上海では珍しいものではないですが、「すだれ」で間仕切りされたボックス席など、こういう店の作りは、韓国系の焼肉店にしてはちょっと珍しいな思いました。
焼き肉の食べ方も特徴的で、ニラがたっぷり入った醤油ベースのたれが出てきて、そこにつけて食べます。小鉢に入った野菜は定番ですが、なぜか白菜キムチがなかった。。。
値段は上海の物価水準からすると少し高め。2人でいくと、1人で飲み物なしで100元は軽く超えてしまうでしょう。
それでも、連日満員の大繁盛でしたから、これからの発展が楽しみです。
【データ】
「炉辺情談」
上海浦東新区証大大拇指广场 53A号
電話:021-50337255