「中国の株式市場は23日、上海総合株価指数が初めて5000を突破した。終値は前日と比べ1%高い5032.49だった。(中略)同指数は5月上旬に4000を突破したばかりで、この1年間で約3倍に急成長している。」---アサヒコムより。
上海の株が相変わらず、すごいことになっています。
今日、診察室である子供の親が医師に話していた会話。
「医師になるのは、大変だね。5年も6年も勉強して、稼げるお金はこれっぽっち。俺なんか中学校しか出ていないけど、昨日一日だけで株で3000元は儲けた。あんたたちの1ヶ月に給与に相当するだろう? だから、学歴なんて要らないんだよ。勉強して何になる?(读书有什么用?)」
「じゃあ、あなたの息子は誰が診察してあげているの?」
「・・・・」
本当に耳を疑うようなことを言う人もいるものです。
アリとキリギリスでいうのなら、どうも中国人はキリギリスが圧倒的に多い。そして、アリを馬鹿にする人も多い。
株が高騰して、お金の価値観というものがそろそろ狂い始めています。
汗水流して稼いだお金と、降って湧いたようにできてたお金とでは、使い方は絶対違います。
環境破壊もそんなところから始まるような気がします。
そして、今の上海、思想や哲学・精神・道徳というものが全然似合わない。
今日はなにか寂しい気持ちになりました。
2007年08月25日
勉強して何になるの?
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類