2007年08月27日

今晩は餛飩作りに励む

 ワンタンで漢字変換したら、雲呑とでてきました。ということで、上海で食べられている餛飩は、やっぱりホントンと言わなければならない・・、というのは私のちょっとしたこだわりでして、今晩は妻と餛飩を包みました。

 ちなみに雲呑は主に広東エリアや香港で食べられるものですね。上海ではどちらかというと小餛飩に近い。今日私たちが作ったのは、餛飩です。

 餛飩作りで一番面倒なのが、野菜を切る工程。これは、私の性格に合わないので、妻にお任せ。さすがに手っ取り早い。私はというと、もっぱら皮に包む係。

 餃子と違って、餛飩の皮を自分の家で作る家庭はいまやほとんどありません。ということで、できのいい皮を仕入れてくることは、結構大切です。今日は、楊高路にある農工商スーパーでかった皮。厚さと水分もほどよく、いい餛飩ができました。

 餛飩包むのは、私は大好きです。無心になれるというか、集中できるというか。

 あっという間に餛飩の皮がなくなりました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

中国的仕事の仕方

 ローカル病院に出入りすることが多いと、必然的に中国流の仕事の仕方を体験することになります。これはもう、日本とは全くかけ離れた、非効率的な、中国人しか理解ができない世界です。

 この週末、土曜日の朝に私の携帯に電話。

「この週末に800人分の患者データーを入力しなくてはならない。」

「へ?期限はいつまで?」

「日曜日の夜まで、君には100人分を担当して欲しい。今すぐ病院まできて説明を受けるうに」

 患者さんの呼び出しならまだしも、こういう事務的な仕事の呼び出しは頭にきます。せっかく、連載原稿の執筆に集中していたのに。。。

 タクシーをぶっ飛ばして、医局につくと、大学院生や若い医師たちが総出でデータ入力をしています。

 でも、よくみるとデータ入力よりも、入力時に発見されたシステムのエラー修正に翻弄されています。ああでもない、こうでもない、と討論する物だから作業が一向にすすまない。

 今更、なんでこんな入力作業を?と聞くと、月曜日に上級部門の検査があるからだそうで、それまでに仕上げなければならないとか。

 はっきり言って、ヘナヘナのシステムで(資金がないからきっとどこかのバイトに作らせたのだろう、しかも海賊版だし)、入力したあと役に立つのだろうか、と思いつつ上司の医師に聞くと、

「役立つ、役立たないは問題ない、要は見てくれができればいい」

 とつたない返事。そう、外見さえできればいいのです。どこかの国の製品に似ていますね。

 検査のために週末に全員かり出して仕事をしているわけです。

 とりあえず、分担の100人分を持って帰って、妻と一緒に入力することにしました。

土曜日、日曜日と原稿をほったらかして2人で10時間ほどは使ったでしょうか。


 日曜日の夜、やれやれと「風林火山」を視ていると、また電話。

 「え〜と、入力作業は中止になった」

 そうなんです。どうやら作業はやめになったようです。

 せっかくの週末、私と妻の10時間を返せ!と言いたいところですが、こういうことは日常茶飯事的に発生しているのが中国の組織です。

 特に、医療関係者は病院以外の職場で仕事をしたことない人が大部分で、非常に保守的。そして融通が非常に利かない。

 さらに、医局といえば中国でもピラミッド社会の象徴で、教授が一言いえば、「好!」で通ってしまいます。

 中国の病院では、どこでもこういった継ぎ接ぎ的な作業を繰り返すことが非常に多い。上級部門の「検査」といえば、みんなが作業にかり出される。日頃からきっちりとしていたら問題ないのに。。。

 結局、中国の組織がうまく機能しないのは、長期的な視野に立てなく、行き当たりばったりであることが多いからと思います。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類