確かに農薬は怖いけど、人間として健康に生きていくためには、果物を食べないわけにはいきません。極力皮をむく果物、害虫がつきにくい果物を選ぶのがコツです。
例えば、ブドウは私もあまり食べません。日本の実家にブドウの木があって、しっかりと農薬を使わないと、すぐに虫に食べられてしまうことを見ていたからです。でも、スイカなんかは結構ほったらかしにしてもしっかりと収穫できていましたから(大きくないですが)、地下水の問題を除けば比較的安全かも。ただ、土壌の心配もありますよね。
これは、日本で家庭菜園とかやっていても同じだと思います。特に、休耕田を畑にしてしまったところだったら、同じように化学肥料や農薬の問題があります。なかなか田んぼで全く農薬を使わないというところはありません。中国人の間でも、田んぼの土はよくないという話をよく耳にします。
でも、私は中国に来てから、果物を食べる量が格段に増えました。1日のうち、朝か夕方には必ず食しています。特に、中国では、旬の果物が楽しめます。国土が広いだけに、いろいろな所から果物が供給されるので、見ているだけでも非常に楽しいものです。
では、この時期おいしい果物はなんでしょうか?
昔の人はよく言ったもので、立秋を過ぎると、スイカの味は格段に落ちます。当然、収穫量も減るわけですが、そういえば私も毎日のように食べていたスイカは食べなくなりました。今この時期にスイカを買っても実の入りが悪いというか、あまりおいしくないのです。
その代わり、増えてきたのが哈密瓜(ハーミーグゥアー)です。日本語でいうとハミウリになります。うちの近所では1個30元前後。スイカよりもやや高め。特産地は新疆ウイグル地区です。その昔、皇帝にも献上されたという代物です。
とにかく非常にでかくて、持って帰ってくるのに一苦労しますが、この時期に食べるハミウリは、甘さがほどよく、味はメロン。シャキシャキっとした歯ごたえがいい感じです。キンキンに冷やしてかぶりついてます。意外と日本ではあまりお目にかからない品種だと思います。
大きいですが、水分がスイカより少ないので、結構ガブガブといけます。
まだ残暑が厳しいですが、皆さんも如何?