2007年09月30日

後輩たちの交流会に参加

 久しぶりに母校の後輩たちと出会いました。
 大学の講義室では、1時間ほどいまの中医学の現状と教育の実態を喋らせていただきました。中国の変化が激動的であるのと同様、中医学でもここ数年で大きな変化がありました。

 後輩たちに、単に試験に追いまくられる大学生活ではなく、もっと広い目で中医学を見ていただけたらという思いです。

 今も様々な経歴の日本人が学んでします。
 還暦間近で中医学に挑戦されている方もおられ、頭が下がる思いです。私にとってもすごい刺激になりました。

 とにかく、医学の勉強は時間とお金がかかるものです。

 短期間とはいえ、日本のドクター・薬剤師・鍼灸師の方も、母校に勉強にこられています。中医学が日本で確実に広がり始めていることを実感しています。

 またチャンスがあれば、喋らせていただきますね。
 

 しかし、今日の食事会で使った聯洋社区の親指広場にある「唐朝」の料理はよくなかった。量が少ないのはいいとして、少ないなりにもっと質の高い心のこもった料理を出して欲しいと思いました。

 ただ、内装はすごい。客の数もすごかった。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

別れの間違い携帯メール

昨夜8時頃、見知らぬ人から携帯にメールが入ってきました。迷惑メールかと思い、ちょっと見てみるとかなり深刻な内容。

 ・・・私は愛を取り間違えたのか?私は貴方に最善を尽くしたつもりなのに、あなたは無情すぎる。私はあなたにほぼすべてのものを捧げたつもりなのに、もしこれが私に対する愛なら、私はとても耐えられない・・(中略)。私は実家に帰ります。時間があったら、あなたのものを持ち帰って欲しい。そして、わたしがあなたにあげたものも片付けてしまって欲しい。体に気をつけて。吻你。

 どうやら、迷惑メールではなさそう。男からか女からかこの段階では分からなかったら、どうも女が男に宛てたメールのようです。

 こんな真剣な内容のメールが、相手に伝わらなかったら一大事だと思い、さっそく私は返事を書いてあげました。


 ・・・メールの宛先が間違ってるよ

 すると、すぐに返事が。

 ・・・恥ずかしい!ごめんなさい。

 で、励ましの意味も込めてメールを書いてあげました。

 ・・・どういう事情か分からないけど、がんばって!

するとまた返事が来ました。

 どうやら、女から男に書いたメールのようでした。女性からするとどうも結婚を前提とした恋愛だったらしい。

 「他是我第一个想跟他过一辈子的男人」だったそうです。ところが、最近男に他の女がいることが発覚、私が彼にこんなに尽くしているのに、そんなに外の女がいいのか?と自問自答するようなメールがきました。

 文面からみると、きっと同棲していたのでしょうか?

 想像はいろいろふくらみます。

 彼女のメールには、「以前、私を愛してくれた男はいたけど、だれも好きになれなかった。今回は心の底から彼のことを愛していたんだ・・・(中略)。一緒にいるだけで幸せだった。まるでお姫様になったような気分だった。だから、仮に毎日お粥だけしか食べられなくても、すごい幸福感があったんだ。」

お姫様のような気分。なるほど、この男はよっぽど口が上手かったか、女たらしだったのか・・・。

 彼女には、「恋に夢見てはだめだよ、君を愛した男は、本当に君を愛していなかったのだよ」とかなんか偉そうなことをメールしたように思うのですが、なにぶん中国語なのでいい文面が浮かばない。

 彼女からは、「私は農村で育ちました。上海の街にいる若い女性のようにチヤホヤ育てられたわけではありません。実際、彼との2人での結婚生活は、現実問題大変なことがたくさんあることでしょう。 私は今まであまりにも忙しく、田舎の家族にいい生活をしてもらうために働き続けてきた。そのために、彼への気配りが足らなかったのかもしれない。。。彼にとっては、いい女にはなれても、いい妻にはなれなかったのかもしれない。それが私の宿命か。。。ありがとう!」

 その後、私も夢心地になり、お返事を書きませんでした。
 きっと彼女も、日本人の私が手紙を書いているとは思ってもいなかったでしょう。

 彼女は地方の田舎から家族のために上海にやってきた純情な若い女性なんだろうなとか思いながら、この誘惑の多い大都会上海で恋愛をして、結婚まで行き着く難しさを、そこはかとなく感じてしまいました。


 これからこの上海で強く鍛えられて、成長していくことでしょう。

 妻にこのことを話したら、この女性の愛はまだまだ「結婚」する段階にまで達しておらず、未熟さが生み出した自虐行為だと厳しい指摘を受けました。

 でも、国籍を問わず、恋とは切ないものです。

 日本人の男性の皆さん。くれぐれもご注意くださいね。

 でも、彼女もちょっとついてないですね。私の周りでも、間違い携帯メールがきっかけで、ゴールインしたカップルがいましたが、もし未婚の男性に行き着いたら、なにか新しい恋が始まっていたりして。。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年09月29日

島より戻る。もっと合理的な休み方はないのか?

 今回の総走行距離は2日で110キロほど。
 朝、地元崇明島の名物料理を並べたホテルのバイキングを楽しんだあと、8:00ごろに出発し、3時間後の11:00には堡镇の港に到着しました。そこから、いつもお世話になっているおばちゃんのラーメン屋で山羊料理の食事をして、12:45の便で上海へ。船は1時間20分ほどの行程で、午後4:00ごろには浦東の家に着きました。(ただし、上海ではトラックタクシーを利用)

 ホテルでは、あまりにも少ないお客なのに、すごく豊富な朝食メニューを作っていただき、本当に恐縮しました。

 途中、上海本土と崇明島を結ぶ長江大橋の工事現場を見つけました。これが開通すると、江蘇省と上海が崇明島を通じて大動脈が完成し、ひょっとすると今のようなのどかな景色も無くなってしまうかもしれません。

 そして、トラックがどんどん走るようになり、今のような新鮮な空気も無くなるかもしれません。中国のトラックの排ガスのパワーは、日本の比ではないですからね。

 まだここ1年ほどは開通しそうにないので、今のうちに崇明島に通っておこうと思っています。

長江大橋の橋脚が見えています。景色ががらっとかわることでしょう。


 もうすぐ国慶節の連休が始まります。10月1日〜10月7日までですが、正真正銘の休日は10月1日〜3日まで。あとは、土日のやりくりをして連休に無理矢理しています。

 私は、この休み方に非常に疑問を持っています。

 今回の崇明島でも、10月1日〜5日にかけてはホテルは超満員状態で、従業員も不足して、上海本土から大学生のアルバイトを雇ってくるほどだそうです。

 なのに、10月1日より1日や2日も前だと、まだまだガラガラ。昨日のレストランも連休中はとんでもない行列ができるのですが、私たちが行ったときは我々だけで、閑古鳥が鳴いていました。

 中国ではこの違いが非常に大きい。
 つまり、2月(春節)、5月(労働説)、10月(国慶節)の連休には、中国には絶対に行かないようにというのが鉄則で、観光地に行くものなら、とんでもない人間の数に圧倒されることになります。

崇明島を目指す客船。この船もいつか使命を終えることでしょう。


 人が大量に移動することで、観光地の施設は追いつかず、自然環境へ与える影響も非常に大きい。ちょうど、台風が「ぐわ〜」をやってきて、あたりをかき回して去っていくような感じです。

 これをちょっとずらすことができたら、中国の地域活性化にも非常に役立つと思うのです。連休に集中して、例えばホテルが満室で旅行に行けなかった人たちが、行きやすくなるわけですから。

 中国ではとくに、人口が多いのに、集団心理も人一倍強いような気がします。いつでもみんなと一緒というようなことをよく見かけます。休むときもみんなと一緒。

 もちろん、政府が強制的に休みを作ってくれなければ、とくに出稼ぎ労働者などは雇用の不安で休ませてもらえないという事情もあるでしょう。

 そういった意味でも、連休を取り消し、分散化させようという政府中央の動きには賛成です。

 そして、もっと中国の伝統的な行事を祭日に取り入れて欲しいと思います。

田舎のトイレ 肘掛け付きの木の立派ないすに腰掛けて用をたす
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類