2007年09月05日

燕岳へ登る(2007年9月記)

 中房温泉滞在のもう一つの魅力は燕岳登山です。北アルプス燕岳は標高2,763メートルで、ここから、大天井岳を経由して常念岳へ、または東鎌尾根から槍ヶ岳へ縦走することができます。燕岳それだけの登山なら、決して難関なコースではなく、十分な体力と脚力さえあれば、登山を楽しむことができます。

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 中房温泉を出発したのは朝5:30。旅館の方に朝食用のおにぎりを作ってもらって、いざ出発です。天気はどんよりとガスが出ていましたが、雨はなくまずまずです。途中、30分ぐらいあるくと休憩場所が設置されていて、登山道も比較的整備が行き届いていました。登りといっても、ずっと登りというわけでもなく、平坦地も適当にあり、植物の標高による移り変わりの変化を楽しみながら、足を進めていきました。途中、合戦小屋で朝食のおにぎりをいただき、中華ちまき風に作られたおにぎりにちょっと感動しました。

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 途中、コマクサなどの高山植物を観察できましたが、ちょっとピークは終わっていました。でも、満開のころはさぞかし美しかったでしょう。

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 燕山荘までやってくると、後は稜線を歩いて燕岳の頂上を目指します。この稜線歩きが気持ちよく、まるで雲の上を歩いているようなスカッとした気持ちになります。燕岳は、頂上付近はボコボコの個性的な岩岩が顔をのぞかせていて、登山道は岩を巻きながら続きます。10:00ごろには頂上に到着。ピークは槍ヶ岳のように決して大きくなく、小さな三角点があるだけでした。

 11:00ごろに燕山荘に到着。ここで、カレーライスを注文して少し早めのお昼。燕山荘は、山小屋といえど、立派な小屋で、喫茶室などもあり登山の雰囲気を盛り上げてくれます。日本の山小屋は本当に立派になってものです。こういう施設はまだ中国にはありません。あっても、汚かったり、商売色が強すぎて興ざめしたり。。。

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 12時ごろになると、ガスもまた出てきて、せっかくの景色もだんだんと見えなくなってきました。今朝はご来光が見えたそうで、さらに富士山も拝めたとか。う〜ん、ちょっと悔しい。

 下山途中では、地元安曇野の三郷中学の1年生約200人が登山にきていました。がんばる生徒たちにエールを送りつつ、先生方のご苦労が忍ばれます。自然環境の点から考えると、200人いっぺんの登山はちょっと問題があるかもしれませんが、でも若者登山者が減少する昨今の日本の現状を考えると、こうした登山活動は大切です。いつまでも中高年の女性登山者ばかりに山小屋を占拠されたらいけません。200人ほどの生徒さんのうち、へばっていたのは3人ほど。まだまだみんな元気でした。

 途中、立ち寄った合戦小屋では名物のスイカにかぶりつきました。考えてみれば、純日本製のスイカは久しぶり。(今年初めてか)
 糖度がほどよく、しゃりしゃり感と実のつまり方が理想的でした。いや、非常においしい!

 下山にかかった時間は2時間半ほど。14:00には中房温泉に到着しました。こうした山+温泉の楽しみ方ができるのも、中房温泉の魅力でもあります。

 次回は是非縦走にチャレンジし、表銀座から名峰の数々を鑑賞したいと思いました。

 山は本当にやみつきになります。
posted by 藤田 康介 at 00:23| Comment(0) | やった〜!日本なり

燕岳へ登る

 中房温泉滞在のもう一つの魅力は燕岳登山です。北アルプス燕岳は標高2,763メートルで、ここから、大天井岳を経由して常念岳へ、または東鎌尾根から槍ヶ岳へ縦走することができます。燕岳それだけの登山なら、決して難関なコースではなく、十分な体力と脚力さえあれば、登山を楽しむことができます。

 中房温泉を出発したのは朝5:30。旅館の方に朝食用のおにぎりを作ってもらって、いざ出発です。天気はどんよりとガスが出ていましたが、雨はなくまずまずです。途中、30分ぐらいあるくと休憩場所が設置されていて、登山道も比較的整備が行き届いていました。登りといっても、ずっと登りというわけでもなく、平坦地も適当にあり、植物の標高による移り変わりの変化を楽しみながら、足を進めていきました。途中、合戦小屋で朝食のおにぎりをいただき、中華ちまき風に作られたおにぎりにちょっと感動しました。

 途中、コマクサなどの高山植物を観察できましたが、ちょっとピークは終わっていました。でも、満開のころはさぞかし美しかったでしょう。



燕山荘までやってくると、後は稜線を歩いて燕岳の頂上を目指します。この稜線歩きが気持ちよく、まるで雲の上を歩いているようなスカッとした気持ちになります。燕岳は、頂上付近はボコボコの個性的な岩岩が顔をのぞかせていて、登山道は岩を巻きながら続きます。10:00ごろには頂上に到着。ピークは槍ヶ岳のように決して大きくなく、小さな三角点があるだけでした。

 11:00ごろに燕山荘に到着。ここで、カレーライスを注文して少し早めのお昼。燕山荘は、山小屋といえど、立派な小屋で、喫茶室などもあり登山の雰囲気を盛り上げてくれます。日本の山小屋は本当に立派になってものです。こういう施設はまだ中国にはありません。あっても、汚かったり、商売色が強すぎて興ざめしたり。。。

 12時ごろになると、ガスもまた出てきて、せっかくの景色もだんだんと見えなくなってきました。今朝はご来光が見えたそうで、さらに富士山も拝めたとか。う〜ん、ちょっと悔しい。


下山途中では、地元安曇野の三郷中学の1年生約200人が登山にきていました。がんばる生徒たちにエールを送りつつ、先生方のご苦労が忍ばれます。自然環境の点から考えると、200人いっぺんの登山はちょっと問題があるかもしれませんが、でも若者登山者が減少する昨今の日本の現状を考えると、こうした登山活動は大切です。いつまでも中高年の女性登山者ばかりに山小屋を占拠されたらいけません。200人ほどの生徒さんのうち、へばっていたのは3人ほど。まだまだみんな元気でした。

燕山荘にて


 途中、立ち寄った合戦小屋では名物のスイカにかぶりつきました。考えてみれば、純日本製のスイカは久しぶり。(今年初めてか)
 糖度がほどよく、しゃりしゃり感と実のつまり方が理想的でした。いや、非常においしい!

 下山にかかった時間は2時間半ほど。14:00には中房温泉に到着しました。宿泊者以外でも、16:00までなら外湯「湯原の湯」を1回700円で利用できます。山から下りてきて、疲れた体を温泉で癒すことは、最高の道楽です。こうした山+温泉の楽しみ方ができるのも、中房温泉の魅力でもあります。

 次回は是非縦走にチャレンジし、表銀座から名峰の数々を鑑賞したいと思いました。

 山は本当にやみつきになります。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類