2007年09月08日

日本で本場の日式ラーメンを食べる

 来週には上海に戻る予定なので、この週末は買い物に走り回っています。一時期、上海でなんでもそろう、とタカをくくって、スーツケースもガラガラに帰っていた時期もあったのですが、昨今の中国の食事情から、逆に日本で調達する食材が増えてきて、自炊派の私にとっては、日本帰国は原材料調達の大切なチャンスです。

 塩や醤油、味噌などの調味料も、上海にもあるのですが、それだけでは不安なので、日本で購入しました。特に塩。ヨウ素などを添加していない天然物の塩が上海には少なく、さらに偽塩の問題もあり、日本でしっかりと買って帰ります。

 今日は難波に出ました。その理由の一つに、日式ラーメンが食べたかったから。思い立ったのが博多一風堂。

 河原社長にはお世話になっているのに、食べたことないとは私も口が裂けても言えません。今回、早速東急ハンズ近くにある店へ行きました。

 

 一風堂の従業員のきめ細かいサー ビスにはちょっと感動しました。たとえば、荷物を置く場所がなかったら、かごを出してきてくれたり、ラーメン店にしては珍しく、お茶を注ぎにきてくれたり。河原社長がおっしゃっていた女性に優しいラーメン店の思想が随所に見られました。BGMも歌謡曲やポップスではなく、ジャズ系のものか。とにかく、非常に落ち着いた雰囲気でした。

 道理で、若い女性が1人でも入ってくることができるのだ、と感心しました。今日も、女性1人のお客さんが結構多い。

 もっとうれしかったのが、単純明快なメニュー。こってり系の赤とさっぱり系の白に大きく分類され、非常にわかりやすい。

 だからこそ、味と質にこだわる店の意気込みが感じられました。

 特においしかったのがラーメンに入っていたチャーシュー。食感が非常にジューシーで、味がさっぱりしていてそれでいて、舌に記憶させることのできるような感触でした。

 そして、一番うれしかったのが、食べたあとのどが渇かなかったこと。大阪の某有名店に行ったときは、のどがカラカラになりつらかった。

 しかし、これを上海で再現させようというのは、はっきりいって無理だったような気がします。いや、むしろ全く別の次元のラーメンとなってしまったほうがラクだったでしょうね。

 日式ラーメンを堪能できてよかった。

 今日も心斎橋などで多くの中華料理屋を見ましたが、老舗の中央軒では、「野菜類はすべて国産」の表示をだしていました。豚まん騒ぎが中華料理離れを引き起こすのではという懸念からでしょう。

 一方で、ある大手讃岐うどんチェーン店では、中国語のメニューを出していました。大阪にも中国人が増えました。

 といっても、心斎橋や千日前を歩いている外国人の8割方は韓国人、次は香港・台湾人、そして大陸人の順番でしょう。

 しかし、ビックカメラにいくと、圧倒的に中華系が多い。今日も15万〜20万円ぐらいする時計売り場に、中国人の人だかりができていました。姿格好や行動様式から、大陸系中国人と一発でわかりました。

 大阪の観光業界にとって、アジアからの観光客はもはや切っても切り離せない状態となりつつあります。

法善寺横町
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類