2007年09月12日

浦東国際空港の短距離タクシー

 私が大阪から上海に戻った時、浦東国際空港から入国する人が異様に少なく、今回は最短の20分ほどで、出迎えゲートにつけました。私にしてみれば、最速です。
 JAL便だったので、消費された時間の多くは、入国審査場までのなが〜い歩行だったような気がします。
 とにかく、浦東国際空港は人に優しくなく、搭乗するときの待合室のトイレは、なぜか階下にあるし、空港で歩かされることが非常に多い。新しいターミナルに期待しています。

 さて、浦東国際空港のタクシーですが、最近おもしろ仕掛けがあることを知りました。

 ここのタクシーは、近距離も長距離も分けられていないため、浦東新区の川沙に行く乗客など、近距離だったら運転手はすごくイヤだろうな、とか思いきや、ちょっと面白い工夫しています。

 タクシーを乗るときに、乗り場におじさんがいて、乗客に行き先を聞くや否や、タクシーのナンバーを控えていますが、いつもこれは何のためだろう?と疑問に思っていました。

 運転手に聞いてみると、どうやら近場かそうでないかを判断している係員らしい。すなわち、近場だったら乗客に紙切れを渡し、それを運転手に渡すようにします。その紙切れで、タクシー運転手は再び浦東国際空港のタクシーの行列に優先的に並べるとか。

 また、紙切れがなくても、1時間以内に空港に戻ってこられたら、これまた優先的にタクシーの行列に並べるそうで、運転手にとってはかなりラッキーなのだそうです。

 その証拠に、私を浦東の自宅にまで運んだ運転手は、「まだ1時間以内で間に合う!」といって、そのまま空車の状態で空港へ引き返しました。

 この日、夕方四時から4時間近く並んでいた運転手。そんなので商売いけるの?と心配してあげましたが、彼からすると並ぶ方が稼ぎが出るらしい。確かに4時間並べば、100元クラスの料金の客はほぼ100%の確率で来ますが。。。

 そこで、タクシー運転手から値切る方法として、乗客がウソついて、「川沙に行く」と目的地を係員に告げ、紙切れをもらって運転手に渡してあげると、「タクシー料金を値引いてもらえるよ」ということでした。

 本当かな?

 私は、空港から乗るタクシーに関してはあまり居眠りの心配はしていません。
 それは、大部分の運転手が並んでいる間に3時間〜4時間の休憩を取っているからです。逆に、空港に出るときは流しのタクシーを拾うことが多く、そうなると居眠りの心配が出てくる。だから、リニアやリムジンバスで空港に行きます。

 ま、私を乗客にした運転手は、不幸にもひたすら私との会話に強制させられることになりますが。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

有機野菜と農薬

 上海の家でも、農薬漬けの野菜を食べたくないので、今年からベランダで野菜を栽培しています。

 1箱20元ほどの巨大プランターを使って、さらに種を農家の友達から分けてもらって栽培したら、ベランダの日当たりも良好なためか、どんどん大きく成長し、「鸡毛菜」もご覧のとおり。

 まだ植えて1ヶ月ほどですが、ものすごい生育スピードです。さらに、レタスの種ももらってきたので、現在挑戦中です。こちらも小さな芽が出てきました。高層マンションに住んでいるためか、青虫にはまだやられていません。

 
 

 上海のスーパーにもあふれる有機野菜ですが、中国の規定では有機野菜には人工合成の農薬や化学肥料、野菜の生育を調節する薬剤などを使ってはいけないことになっています。

 そこで、上海市消費者委員会が、スーパーで売られている野菜25種類を有機野菜と普通の野菜と比較して農薬検査したところ、有機野菜として販売されている野菜からも農薬が検出され、市民に注意をよびかけています。
 いずれも、中国の規定値以下の量だそうですが、もともと有機野菜は値段が高いだけに、暴利をむさぼっているのではないか、という疑いがかけられていました。

 特に、葉物では農薬の検出率が45.5%、豆類で24%と高く、根物では検出されなかったようです。
 量的にも検出された農薬は、直接健康に害を与えない程度で少ないですが、長期的に摂取すると蓄積しやすく、各種疾患を引き起こす可能性もあるわけで、消費者委員会では、野菜をしっかり洗うように呼びかけています。

 
 


 今回農薬が見つかった有機野菜の生産会社は、上海緑和園芸有限公司や上海楽怡国際貿易有限公司の「雲間大自然」のものもありました。 

 幸いにも、農薬の大半は水溶性です。消費者協会によると、しっかりと洗えば落ちるとしています。また。一部の洗剤もうまく利用すれば、農薬を落とすのに有効的だとコメントを出しています。

 とにかく有機野菜を購入するときは信頼できる生産者のものを購入するのが大切だということです。

 ただし、野菜を水につけすぎると、今度は農薬が野菜の中にしみこんでしまうので、その頃合いが難しいですね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類