靴を履く文化である中国では、履き物に対するこだわりがかなりあります。
私が上海で医学生をしていたころ、学生はツッカケで講義にでることは禁止されていました。必ず、かかとを固定するものでなければダメと規定に書かれていました。
日本ではよくあるスリッパなどで講義に出ることは、まさに言語道断です。ただ、一部韓国人や日本人の留学生は、そういう習慣がなく、中国人生徒や教授からは異色の目で見られていました。
ただし、今では流行の影響もあり、あまり厳しくないようですが。。。
写真は、上海の地下鉄に乗ったときのものです。
運動靴や革靴を履いている人もおれば、ご覧のように裸足にツッカケをひっかけて乗る人もいる。ツッカケをひっかけているおじさんは、如何にも出稼ぎに来ている様子でした。
中国では特に履き物をみると、その人の職業や性格まで見えてしまうようで、非常に興味深いです。
そのためか、中国人の場合、実際に何かなしに足を見る人が多いようで、中国企業周りをされる方は、気を遣った方が良さそうです。
しかし、ラッシュ時で若い女性のサンダル姿にはちょっとこちらも気を遣います。最近の上海人の女性は素足の人が多く、電車が揺れるものなら、革靴で踏んでしまいそうになり、非常に神経を使います。上海の地下鉄の運転士、運転が結構荒いので。
あと、何回もここで書いていますが、電車や飛行機で靴を脱がないこと。中国では言語道断です。