上海の明け方はすっかり寒くなりました。
明け方仕事をしている私も、いまやしっかりと窓を閉じています。これから冬にかけて、朝仕事するのがちょっとつらくなります。がんばれ、がんばれ!
最近、ローカル病院にも外国人や華僑が来ることが多くなっています。
先日も師匠の外来を手伝ったとき、ドイツ人、アメリカ人、日本人、日本に長期滞在している中国人にも会いました。私の師匠は、この世界ではかなり名前が通っているので、インターネットなどで調べ当てて来られる方が多いです。
確かに、海外の病院と比べると診察料は安いし、臨床経験40年近い中医学の専門家に診察してもらえるとなると、まさに中国ならではの恩恵でしょう。
中国人の患者でも、いろいろな職業の方が来られます。そんな中、上海市の公安の方にも知り合いになりました。どうしても私にお願いしたいことがあると話を聞いてみると、日本語を中国語に翻訳して欲しいものがあるとか。
なんだろう?と聞いてみると、日本の携帯電話の明細。どうやら会社の携帯を使って、うん十万円の電話代を払わず、どろんしている犯人がいるらしい。そこで、ぜひ日本人の私に訳してもらえないかと。
改めて、日本の携帯電話の明細を見てみると難しい。本当によくここまで複雑にできたものだとすっかり関心してしまいました。
携帯電話会社のHPを見ながら、それぞれどのサービスに該当するのかチェックして中国語に訳してあげましたが、おかげで私も日本の携帯電話の料金体系にちょっと詳しくなりました。しかし、日中にまたがる犯罪が増えているそうですね。
さらに、メールを見たら、珍しく我が母校の後輩から来ていました。
医学生だったころ、少なくとも一昔前までは、少ない日本人同士が集まって日本人会などをやっていたのですが、学部を卒業してとんと足が遠のいてしまいました。
今や研究所に顔を出す以外は、母校には滅多に行きません。
そんな中、中医学の現状についていろいろ教えて欲しいという後輩たちの依頼に、私もちょっくらお話に行くことにしました。
昔は中医学マニアとか中国マニアが多かったうちの大学の日本人留学生でしたが、いまはどうなっているのだろう?と新しい出会いにちょっと楽しみです。
2007年09月21日
いろいろな依頼がくるものだ
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
銅川路水産市場でやられた!
銅川水産市場は、近々取り壊されるようですが、その期日が決まったわけでもなく、久しぶりに市場調査にいってきました。
銅川水産市場までは、地下鉄3号線、4号線の曹楊路駅下車、タクシーでワンメーターほどです。
相変わらずがちゃがちゃしている。しかも、上海ガニを売りつけようとする商人が一杯いて、かなりうっとうしいし、たちも悪いです。道には、死んでしまった蟹やエビなどがほられていて、どうも気持ちはよろしくない。しかも銅川路は道路工事中。はっきり言って不潔極まりない。
上海一の水産市場と言われてはいますが、素晴らしい海鮮料理の文化を持つ我々日本人にとっては、ここでは鮮度も今ひとつに感じられます。お国柄が違うと言えばそれまでですが、まあ、ここまでわざわざ上海ガニを買いに来ることはないでしょう。ウワサでは、陽澄湖の上海ガニを食わせる店も、この銅川水産市場で蟹を調達しているところがあるそうですよ。
なんでこんなにゴミが多いのだ
ただ、せっかくここまできたのだから、おみやげに何か買って帰ろうと思い、いま旬の蟹、梳子蟹を買って帰りました。実家の奈良のスーパーではあまり売っていないので、私は日本名が分かりません。ご存じの方教えてください。
そこで、妻の分とあわせて2匹。値段は500グラム35元程度でした。値段はそう無茶ではないのですが、どうもスケールが怪しい。重さを量ると2匹で1キロ弱だというので、60元ほど払うと、やっぱりどうも軽い。ただ、あまり慣れない市場なので、スケールの確認をする「公平秤」でチェックせずに、帰路についたのでした。
早速、家にもどって計り直すと、2匹で600グラムほど。
やられました。どうやらスケールになにか仕掛けがしてあったようです。20元ほどごまかされたみたいです。
しかし、私はどうも分からない。こういう商売の仕方をすると、いまそのときは現金収入があっていいかもしれないけど、ゆくゆくは困るのではないかと。誠実さという言葉がまったく似合わない銅川路の水産市場です。
この蟹、私はどのように食べたかと申しますと、まず蟹の足を外し、ハサミも外したあと、甲羅をめくります。
そして、炊飯器にご飯、みじん切りしたシイタケとニンジンをいれて、適当に醤油とだしを入れて味付け。
さらに、すでに解体した梳子蟹をぶち込みます。
通常に電気炊飯器のスイッチをいれてご飯を炊きます。蟹のいいにおいがしてくると、ご飯は吹き上がり、さっそく召し上がります。
簡単だけど、蟹ミソを含んだだしがご飯に出てきて、非常に美味しい。さらに、甲羅の部分にはご飯がしっかりと張り付いているので、スプーンでかき分けながら味噌を堪能します。
ご飯と蒸されて、蟹の身もいい感じに仕上がっていました。
この時期、上海ガニもいいけど、海で育った梳子蟹も是非試してみてください。
個人的には、上海ガニよりも清潔でコストパフオーマンスが高い梳子蟹の方が好きです。
あと、銅川路へ行くときはスケールを持って行きましょう。商人のいう重さはまず信用できません。
銅川水産市場までは、地下鉄3号線、4号線の曹楊路駅下車、タクシーでワンメーターほどです。
相変わらずがちゃがちゃしている。しかも、上海ガニを売りつけようとする商人が一杯いて、かなりうっとうしいし、たちも悪いです。道には、死んでしまった蟹やエビなどがほられていて、どうも気持ちはよろしくない。しかも銅川路は道路工事中。はっきり言って不潔極まりない。
上海一の水産市場と言われてはいますが、素晴らしい海鮮料理の文化を持つ我々日本人にとっては、ここでは鮮度も今ひとつに感じられます。お国柄が違うと言えばそれまでですが、まあ、ここまでわざわざ上海ガニを買いに来ることはないでしょう。ウワサでは、陽澄湖の上海ガニを食わせる店も、この銅川水産市場で蟹を調達しているところがあるそうですよ。
ただ、せっかくここまできたのだから、おみやげに何か買って帰ろうと思い、いま旬の蟹、梳子蟹を買って帰りました。実家の奈良のスーパーではあまり売っていないので、私は日本名が分かりません。ご存じの方教えてください。
そこで、妻の分とあわせて2匹。値段は500グラム35元程度でした。値段はそう無茶ではないのですが、どうもスケールが怪しい。重さを量ると2匹で1キロ弱だというので、60元ほど払うと、やっぱりどうも軽い。ただ、あまり慣れない市場なので、スケールの確認をする「公平秤」でチェックせずに、帰路についたのでした。
早速、家にもどって計り直すと、2匹で600グラムほど。
やられました。どうやらスケールになにか仕掛けがしてあったようです。20元ほどごまかされたみたいです。
しかし、私はどうも分からない。こういう商売の仕方をすると、いまそのときは現金収入があっていいかもしれないけど、ゆくゆくは困るのではないかと。誠実さという言葉がまったく似合わない銅川路の水産市場です。
この蟹、私はどのように食べたかと申しますと、まず蟹の足を外し、ハサミも外したあと、甲羅をめくります。
そして、炊飯器にご飯、みじん切りしたシイタケとニンジンをいれて、適当に醤油とだしを入れて味付け。
さらに、すでに解体した梳子蟹をぶち込みます。
通常に電気炊飯器のスイッチをいれてご飯を炊きます。蟹のいいにおいがしてくると、ご飯は吹き上がり、さっそく召し上がります。
簡単だけど、蟹ミソを含んだだしがご飯に出てきて、非常に美味しい。さらに、甲羅の部分にはご飯がしっかりと張り付いているので、スプーンでかき分けながら味噌を堪能します。
ご飯と蒸されて、蟹の身もいい感じに仕上がっていました。
この時期、上海ガニもいいけど、海で育った梳子蟹も是非試してみてください。
個人的には、上海ガニよりも清潔でコストパフオーマンスが高い梳子蟹の方が好きです。
あと、銅川路へ行くときはスケールを持って行きましょう。商人のいう重さはまず信用できません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類