昨日の結婚式で使われた会場は、実は食べ放題のバイキングスタイルで有名な「金銭豹国際美食百匯」。
上海におられる方なら、一度はその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
30も過ぎると、バイキングというのはどうもイヤで、よっぽどのことがないと行きません。
今日のように、結婚式なら仕方がないですが、自分でお金を払ってまで行こうとはまず思わない。特に中国では。
理由は四つ。
一つ目はどんな有名バイキングでも、バイキングをするとどうしても料理が雑になる。また、客も料理の味を楽しむより、量をかき込むことに神経が集中していて品がない。飽食の象徴。
二つ目は客の食べ残しを目にするのがイヤ。特に多量に取られたものをテーブルに置いたままにしていくのをみると、ぶん殴りたくなる。
三つ目は、料理を取るためにいったりきたりしないと行けないため、食事をゆっくり楽しむことができない。ましてや会話を楽しむことができない。
四つ目は健康によくない。
私は大量に食べるよりも、料理人が心を込めて作った料理を楽しみたい。それが外食の醍醐味で、それができるのなら、しっかりとお金を出したいと思います。
当然、自分や妻でも作れる料理を外で食べようとは思いません。それだったらむしろ、自宅で妻と一緒に好きな音楽でも聴きながら夕食を楽しむというのが私のリラックスタイムなのです。
話はそれました。
今日行った店は、まさに上記の4つがすべて当てはまる店。まさに、究極の「バイキング」でしょう。そう書いても、あまり読者の皆様にはイメージが湧かないかもしれません。
例えると、宮崎駿の映画、「千と千尋の神隠し」で、千尋の親がブタに化けて、屋台で膨大な食べ物をむしゃぶるシーンがありますが、まさにそういうイメージのバイキングです。そうやってむしゃぶる人がフロアいっぱいにいて、しかも外まで行列を作っている。
お客の各テーブルには、肉や魚やエビや。。。。動物性タンパク質の料理が、これでもかと盛られている。
たしかにここのバイキングはでかいです。これでもかというぐらい料理がある。
さらに、「国際美食」というぐらいだから、世界各国の料理が並べられています。でもやっぱり肉類、魚介類ばっかり。
中国人の胃袋は本当にすごいと思う。
結婚式で私の向かいに座った大学時代の同級生の女の子も、エビや蟹やてんこ盛りにして持ってくる。テーブルの上には、殻の山。殻を皿に置かないでテーブルに直接置くものだから、身動きもできない状態になっている。
思わず「ひゃ〜」と言いたくなりました。
妻と私はまったく食が進まず、結局サラダやスープをもらってきて、周りの中国人の食べっぷりを観察していました。
消費者の消費に対する考え方が成熟しない限り、てんこ盛りやボリューム満点だけで、お客さんがたくさん来るのでしょう。なんという地球にやさしくない商売だろう。
中国の食問題と、飽食、地球の資源枯渇への危機感を身でもって体験したければ、ここのバイキングはかなりお勧めです。
【データ】金銭豹国際美食百匯
南京西路中信泰富広場四階
予約電話:021-52929999
値段:お昼 180元、夜 220元〜180元(時間帯で異なる)
※10月から値上げするようです。
2007年09月23日
食べ物を粗末に扱わないでください
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
中秋節は家族団らん
今日は上海閔行区にある妻の実家へ。
妻の兄の奥さんが妊娠していて、今日は彼の奥さんのお母さんが料理を担当しました。妻の実家では、いつも義父が料理するのですが、今日は休憩していました。
このお兄さん、なかなかのスポーツマンで、つい最近も自転車で黄山へ行っていました。所要時間は21時間ほどだそうで、アウトドアスポーツのクラブの指導員もしています。
中秋節の食事ですから、忘れてはならないのが、里芋と枝豆とアヒル。今日の料理でもちゃんと出ていました。月餅だけではありませんよ!
久しぶりに妻の一家が集まっての食事。
上海人の家庭料理というのは、実はそれほど脂っこくなく、野菜中心でヘルシーなものです。やっぱり手作りの味が一番いい。
こうしたよき伝統は、我々の手を通じて、さらに下の代へ伝えていかなければなりません。
義父とは会話も弾み、今度貴州省へ温泉巡りに行くことになりました。
義父は文革時代に上海を離れて、15年間貴州省で生活していて、貴州省は第2の故郷といった感じで、いつか一緒に連れて行ってあげるといつも話してくれました。
妻の兄の奥さんが妊娠していて、今日は彼の奥さんのお母さんが料理を担当しました。妻の実家では、いつも義父が料理するのですが、今日は休憩していました。
このお兄さん、なかなかのスポーツマンで、つい最近も自転車で黄山へ行っていました。所要時間は21時間ほどだそうで、アウトドアスポーツのクラブの指導員もしています。
中秋節の食事ですから、忘れてはならないのが、里芋と枝豆とアヒル。今日の料理でもちゃんと出ていました。月餅だけではありませんよ!
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こうしたよき伝統は、我々の手を通じて、さらに下の代へ伝えていかなければなりません。
義父とは会話も弾み、今度貴州省へ温泉巡りに行くことになりました。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類