新しいスタートに、私が上海で一番好きな場所で過ごしたかったのです。この島にくると、なぜか非常に心が安まります。誕生日のお祝いに?妻も連れて行きました。
島の人たちは親切で素朴だし、なにより「何もない空間」が地平線に広がり、私に十分な思索の時間をプレゼントしてくれます。ここが同じ上海だとは思えないですね。
そして、つぎにくるプロジェクトへのアイデアをふくらませます。10月〜12月と新しい取り組みが目白押しで、これからの1年はもっと忙しくなりそうです。絶えず自分をステップアップできるような環境を自分で作っていきたいと思っています。
今日自転車にのった距離は約70キロ。空気の汚染がもっともひどい上海本土での移動を、トラックタクシーにしたため、大幅に距離を短縮することができました。
さらに、1年ぶりに東灘の湿地帯に足を伸ばしました。
芦の穂がいっぱいに揺れていて、こすれる音だけがあたりに響きます。こんな静けさを体験できるのも、上海では非常に珍しいです。さらにはるか地平線を見ると、水牛の群れが歩いているではないですか!
なんか、モンゴルの草原を見ているような風景が広がっています。
道中ではたくさんの農家の人に出会いました。汗ばむ自転車行脚の中、いただいたスイカには感動しました。いつも上海で食べているスイカよりずっと小柄で、甘くてジューシーでおいしい。
実は、崇明島の東灘には砂地が広がっていて、スイカの栽培にすごく適しているのです。なかなか上海本土では味わえない味の濃いスイカです。
心配された天気もなんとかもってくれて、無事に任務も完了、あとは東灘にある国際会議中心にくつろいでいます。
このホテルは、私にとっては崇明島の隠れ家的存在。お風呂にゆったりと浸かりながら、うとうとすることもできます。
今日のお客さんはどうやら妻と私だけ。
本当に静かです。