上海で成功した企業の一つに、光明乳業がありますが、ここがまた新製品を出しました。名前も牛乳らしからぬ「致優」というもの。
値段がこれまた結構なもので、1パック15元〜17元もする代物。このブログでも、以前に光明が12元〜13元前後の「優倍」ブランドの牛乳を出しましたが、今度はそれ以上の値段がついています。
売りは低温セラミック膜で濾過した牛乳だそうで、タンパク質などの栄養価が高いとなっています。
飲んでみると、確かにのどごしがまろやかに感じられました。結構よく売れているようで、買い物カゴにたくさん入っていました。ここまで来ると、普通の牛乳の3倍ほどの値段です。
上海人が高品質な生活を求めている様子がよく分かります。そして、食の安全などに注意を払う人も増えてくることでしょう。
日本では牛乳の消費が落ち込んでいるようですが、中国では今や政府が子供たちに牛乳の飲用を提唱しており、これから増えていくことは確実です。日本の酪農家も、なにか中国ビジネスに活路が見いだせるかもしれません。
牛乳の品質は非常によくなりました。脱脂粉乳しかなかった時代と比べると大きな差です。
信じられない話かもしれませんが、つい10年ほど前までは、ローカルスーパーにチーズすらなく、私は一時帰国時に買って帰ったことを覚えています。なのに今や、選ぶことができるぐらいチーズが売られています。チーズが大好きな私にとっては夢のような話です。
久光百貨店に行くと、日本の明治乳業のブルガリヤヨーグルトもあります。もちろん無糖です。価格も23元ほどだったと記憶しているのですが、今の上海の物価からすれば、決して高い物ではありません。