私のように、日頃からメガネをかけて生活しているものにとって、メガネは言ってみれば命の次に大事なモノかもしれません。これが無くなったら、かなり痛い。そこで、私もいざというときのためにスペアのメガネを2つ用意しています。
ところで、このメガネを洗浄するいい機械が上海になかなか見つからなかったのです。日本では超音波を使ったメガネ洗い機を実家に置いてあるのですが、これが上海になかったのです。
そこで、一時期、日本から持ってこようと思ったのですが、今度は電圧があわない。
で、上海の眼鏡屋さんをいろいろと廻って、去年あたりに見つけたのが写真の右側の乾電池で動くメガネ洗い機。50元ほどだったと記憶しているのですが、まったく使えない。音と振動がするのですが、メガネがきれいにならないのです。
そこで、先日ふと西郊購物中心のHOLAで見つけたのが、写真左側の機械。こちらはちゃんとコンセントにさして使えます。説明書をみると、繁体字で書かれているので、おそらく台湾製でしょう。今度は使えました。値段は180元ほどだったと思います。
私は使うときに、中に中性洗剤を入れて洗います。そうすると、単なる水洗いよりすごくきれいに洗えます。気になる鼻のパッドの汚れもすっきり。
メガネをきれいにするだけで、その日の気分はいいし、仕事も快調。なにより、くっきり・はっきりの感覚が好きです。
特に、中国の空気はよくないうえにホコリが多く、メガネの表面のコーティングも劣化が激しいようです。こまめに洗ってあげることが大切です。
2007年10月04日
超音波式のメガネ洗い機を発見
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
坪150万円?どうもおかしい
昨日のバーベキュー・パティーでも話になったのですが、どうも最近、上海の不動産がおかしい。
うちの近所の不動産屋の広告を見ても、浦東の我が家周辺の価格が、最低でも230万元ほど、高いものだと、一戸建てで1500万元〜2000万元以上しています。230万元というえば、3600万円ほど、1500万元となると2億4千万円?!ここは、エリア的にはぎりぎり内環状の内側になるのですが、それでもこんな値段がついています。
この価格だったら、私の実家奈良だと、かなり高級な一戸建てが買えてしまいます。いったい、この上海の不動産市場、何が起っているのか私には非常に不可解になりました。
ちなみに、マスコミが書き立てる現在の相場では、内環状線以内のエリアで1平米3万元(坪150万円)ほど、中環状エリアでもそろそろ1平米2万元に届こうとしています。この上海のおんぼろマンション物件で、坪150万円も出すことに、果たして意義があるのか、私はクビをかしげますが、やはり問題があるのは確かです。
200万、300万、400万、1000万、と目が飛び出るような価格が
一般に、庶民が買える物件というとマンションだったら総額で100万元前後でしょう。仮に20年のローンを組んだとしても、一杯一杯に借りると、月4000元以上ほどの返済になりますから、決して楽なものではない。
しかし、泡金を持っている人が少なくないのも事実です。
それは、株と不動産の立ち退きで儲けた人。株で家や車をかったという上海人は私の周りにもけっこういます。
ここから分かるように、上海での住居コストは決して安くない。
飲食店にしてもそうでしょう。
淮海路周辺の店舗物件だったら、東京銀座に匹敵するという話は、有名です。
例えば、飲食店の場合、消費レベルからすると、とても日本と同じようなレベルで設定することができませんが、もうけのわりに店舗物件が高いのです。
では、上海に出店するメリットはあるのか?
私はあると思います。
すなわち、大手チェーン店などで、店の名前を中国で売り込みたい場合、上海で赤字を出しても、それなりの価値はあるというワケなのです。
もし赤字だったら、本社から補てんしてもらっても営業し続けるぐらいの気合いがいるということなのです。
そうと分かっている大家も、一向にテナント料を下げるつもりはなく、逆に値上がりの傾向がずっと続くという仕組みができあがってしまいました。上海では強いものだけが残れる容赦のない社会の仕組みなのです。
日本のマスコミなどが報道する上海は、ビジネスを起こせば儲かるというようなイメージがありますが、実際はそんなに簡単なものではありません。
私はむしろ逆に、これから撤退に備えて準備する企業が増えてくるのではないかと思っています。一説では、2009年〜2010年ぐらいが山場ではないかと言う声も聞こえてきています。
上海という街は夢を見させてくれるところですが、政府やマスコミが騒ぎ立てた砂の上の楼閣であるような感じがします。
これぞ、「魔都、上海」の本質なのかもしれません。
話を不動産に戻しますが、ここ5年間に不動産が2倍〜3倍になっているのにもかかわらず、給与はほとんどあがっていないことにも注意する必要があります。妻を見ていても、ボーナスも増えているようで増えていない。
だけど、庶民はいまだに家を買いたいわけで、持ち家信仰は極めて強い。どんなに無理しても買おうとする。
私には無縁ですが、医者の場合製薬会社や医療関係の会社からの「袖の下」がけっこうすごい。そういった見えない収入が、いまの上海人を支えているのかもしれません。
本当に混沌とした上海の経済です。
うちの近所の不動産屋の広告を見ても、浦東の我が家周辺の価格が、最低でも230万元ほど、高いものだと、一戸建てで1500万元〜2000万元以上しています。230万元というえば、3600万円ほど、1500万元となると2億4千万円?!ここは、エリア的にはぎりぎり内環状の内側になるのですが、それでもこんな値段がついています。
この価格だったら、私の実家奈良だと、かなり高級な一戸建てが買えてしまいます。いったい、この上海の不動産市場、何が起っているのか私には非常に不可解になりました。
ちなみに、マスコミが書き立てる現在の相場では、内環状線以内のエリアで1平米3万元(坪150万円)ほど、中環状エリアでもそろそろ1平米2万元に届こうとしています。この上海のおんぼろマンション物件で、坪150万円も出すことに、果たして意義があるのか、私はクビをかしげますが、やはり問題があるのは確かです。
一般に、庶民が買える物件というとマンションだったら総額で100万元前後でしょう。仮に20年のローンを組んだとしても、一杯一杯に借りると、月4000元以上ほどの返済になりますから、決して楽なものではない。
しかし、泡金を持っている人が少なくないのも事実です。
それは、株と不動産の立ち退きで儲けた人。株で家や車をかったという上海人は私の周りにもけっこういます。
ここから分かるように、上海での住居コストは決して安くない。
飲食店にしてもそうでしょう。
淮海路周辺の店舗物件だったら、東京銀座に匹敵するという話は、有名です。
例えば、飲食店の場合、消費レベルからすると、とても日本と同じようなレベルで設定することができませんが、もうけのわりに店舗物件が高いのです。
では、上海に出店するメリットはあるのか?
私はあると思います。
すなわち、大手チェーン店などで、店の名前を中国で売り込みたい場合、上海で赤字を出しても、それなりの価値はあるというワケなのです。
もし赤字だったら、本社から補てんしてもらっても営業し続けるぐらいの気合いがいるということなのです。
そうと分かっている大家も、一向にテナント料を下げるつもりはなく、逆に値上がりの傾向がずっと続くという仕組みができあがってしまいました。上海では強いものだけが残れる容赦のない社会の仕組みなのです。
日本のマスコミなどが報道する上海は、ビジネスを起こせば儲かるというようなイメージがありますが、実際はそんなに簡単なものではありません。
私はむしろ逆に、これから撤退に備えて準備する企業が増えてくるのではないかと思っています。一説では、2009年〜2010年ぐらいが山場ではないかと言う声も聞こえてきています。
上海という街は夢を見させてくれるところですが、政府やマスコミが騒ぎ立てた砂の上の楼閣であるような感じがします。
これぞ、「魔都、上海」の本質なのかもしれません。
話を不動産に戻しますが、ここ5年間に不動産が2倍〜3倍になっているのにもかかわらず、給与はほとんどあがっていないことにも注意する必要があります。妻を見ていても、ボーナスも増えているようで増えていない。
だけど、庶民はいまだに家を買いたいわけで、持ち家信仰は極めて強い。どんなに無理しても買おうとする。
私には無縁ですが、医者の場合製薬会社や医療関係の会社からの「袖の下」がけっこうすごい。そういった見えない収入が、いまの上海人を支えているのかもしれません。
本当に混沌とした上海の経済です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類