2007年10月13日

貴州省の風景

 漆喰を使った建築様式は、日本の農村を彷彿させます。

 貴州省の農民がよく使っているカゴ。市場にもたくさんの種類が売られていて、私も上海での買い物用に1つ買いました。

 木材をふんだんに使った家が多いです。多湿な風土なので、機密性よりも風通しの方が重視されているようです。このあたりの発想も日本に似ていますね。

 なにがともあれ、子供の歓声がする村が多いことはいいことです。
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貴州省でも環境破壊が進んでいる

 今回の貴州省の片田舎を訪れた旅行でも、中国が抱える深刻な自然破壊と環境汚染の問題を感じることができました。

 写真のような鉱山や、煉瓦を製造する工場、セメントを製造する工場が貴州省の山奥至る所にあります。

 あまりにも奥過ぎて、政府の監視もなかなか届いていないのか、工場からさまざまなにおいのする煙がもくもくと上がっていました。

 付近はまずしい農民たちばかり。
 農業だけで経済を盛んにするには必然的な限界もあり、工業化も必要でしょうが、日本の高度成長期のような失敗を二度と繰り返してほしくないと思います。

 貴州省には豊かな森林があったはずなのですが、今では残念ながらその多くがはげ山状態です。いつかなんとか緑が再生してほしいと強く感じました。

 
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貴州省石阡温泉

 昨日の山から戻ってきました。昨夜は山小屋で山小屋の地元の人たちと囲炉裏で語り合いました。この囲炉裏はなかなか優れもので、自由に動かすことができます。ここに足をのっけたり、芋を焼いたりするそうです。貴州省の山間では、気温が非常に下がるので、朝起きたらまず囲炉裏に火を入れることから一日が始まると聞きました。


 
 

  かなり整備されたとはいえ、山のある貴州省印江土家族自治県から再び石阡温泉まで戻るには4時間の道のり。貴州省での移動は本当に大変です。ポンコツ「シャレード」が私の使った貸し切りタクシーですが、タクシーが分解するのではないかと思うぐらいの震動でした。

 ちなみに、上海に少し前に土家族の焼餅が流行しましたが、そうしたものは一切ありませんでした。


 再び戻った石阡温泉で宿泊したのは石阡温泉度假村。源泉は前回の無料共同浴場と同じもの。失礼ながら、貴州省の片田舎に、なかなか立派なホテルが建っているではないですか。ここでは、宿泊のほかにも、中国式の温泉入浴施設があります。中国式ですから、水着が必要です。施設は最新ではないですが、そこそこ手入れがされていて、気持ちよく温泉が楽しめました。


 ここのお勧めは、「フィッシュセラピー」。20元の追加料金を払うことで、熱帯魚のいる露天風呂に入ることができます。この中に横たわると、魚たちが集まってきて、皮膚をつつき始めます。角質層をついばんでくれて、皮膚がきれいになる美容効果があるとされています。

 私は初体験だったのですが、魚のつつく刺激が非常に心地よく、さらに魚を身近に見ることができて、感動しました。まったくいままで体験したことのない感覚だったです。これは、かなりお勧めです。

 明日は、いよいよ石阡温泉の秘湯へ向かいます。道が険しくて車が入れないので、バイクタクシーの後ろにまたがって行くことになりそうです。その後、銅仁に向かって地元の人たちの歓迎接待を受けることになっています。

 石阡温泉の地元の人たちは本当に温泉が好きです。出稼ぎから地元に戻ってきて、まず第一にすることが温泉に浸かることと言われているぐらいです。
 今日も夕方になると、温泉セットをぶら下げて温泉にくる人たちで、公衆浴場は大賑わいです。
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