2007年10月15日

貴州省から再び上海へ、寝台券が買えますように

 貴州省は日の出が遅く、6時半ぐらいでもまだ真っ暗です。

 いま銅仁にもどってきまして、今日の午後の上海行きの列車まで地元の方が街を案内してくださることになっています。いたりつくせりで、ホテルの案配から鉄道の切符まですべて準備してくださいました。

 銅仁は人口25万人程度の街ですが、交通の要衝でもあり、上海方面へいく列車が走る唯一の駅があるところです。しかし、なんせ小さな駅ですから、乗車券が買えても普通は指定席や寝台券が買うことができない。中国の田舎を旅行するときに一番困るのが、この問題です。とりあえず、無席の切符を購入して、運がよければ寝台券を車内で買うというのが一般的です。

 しかし、最悪上海までの21時間席なしということも覚悟しておかなければなりません。

 

銅仁は典型的な地方都市の様子


 上海にいると、当たり前だったことが貴州にいるとことごとく覆される。中国でビジネスするときの難しさを今回の旅行でも感じました。人の考え方も文化もここは上海とは全く違います。

 貴州の人たちは人の関係を上海以上に大切にします。そのため、人治主義が上海以上に強い。しかも、政府中央に対しての反骨精神も強い。

 上海というところが、実は中国で非常に特殊なところで、上海の尺度で中国を見てはならないということを痛感しました。

貴州省銅仁の屋台で食べた漬け物手巻き。ヘルシーで非常においしかったです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類