2007年10月20日

B型肝炎と注射針

 広東省の嶺南肝病研究所が、興味深い調査結果をメディアに発表していました。

 B型肝炎大国の中国で、広東省ではB型肝炎ウイルスのキャリアが17.9%から13.3%、子供のB型肝炎ウイルスキャリア率が16.8%から4.9%に減少しているのに、いまだ多くのB型肝炎感染者の報告が絶えない点について、調査を行いました。

 B型肝炎の感染ルートとしては、母から子供に分娩時に感染するパターンはこれまでもよく見られましたが、ここで問題となっていたのが、出生後の注射や手術が原因でB型肝炎に感染している人が、全体の55%にも及んでいたという点です。

 はっきりいって、人為的な原因なので、医療機関がすこし注意をすれば、完全に防げるパターンでもあります。

 どういうケースがありえるかというと、例えば使い捨て注射器の使い回し、針などの廃棄物の不法処理、さらには不十分な医療関係者の無菌操作も関係しています。こうした現象は、とくに田舎などで医療条件が整っていないところで多いことも分かっています。

 それと、中国人は非常に点滴が好き。ちょっと風邪を引いたぐらいでも、点滴を希望する患者も多く、医師も無意識的に点滴の処方を書いていることがあります。

 でも、実際見てみると、そこまで点滴が必要なケースはあまりなく、経口薬で十分に治療できることも多いのです。

 伝統的なすばらしい医学があるのに、新しいモノに目がない現象は、非常に残念です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

こっちの携帯電話、日本語表示はOK

 携帯電話を買い換えました。

 SIMロック解除も考えましたが、やはり違法行為はしたくないので、正攻法でどこまで日本語ができるか研究しようという意図もあります。

 いままで使っていたのはNECの機種だったけど、NECは撤退したし、その前使っていた松下の携帯も撤退してないし、今回は機能重視でソニエリに乗り換えました。

 実用重視で、SMSが打ちやすく、日本語表示が満足にできるものを探してたら、結局にソニエリになりました。機種はP1c。大きさも手頃だし、なんといっても手書きも可能。中国語SMSを打つときに、漢字の発音が出てこなかったら、やっぱり手書きに限る。

 電子メールも一応使えます。中国移動に手機郵箱というサービスがあって、ここで登録すると、WAPとSMSを融合した形でメールのやりとりができます。メールアドレスは中国移動に登録するのですが、デフォルトは携帯電話番号@139.comが基本で、これで相手から携帯にメールを送ってもらうと、携帯サイドでは日本語でも閲覧がOKでした。

 ちょっと面倒なのは、メールが来たことをSMSで通知をうけて、その通知メールを中国移動に返信してはじめてメールの中身が読めるという点です。
 ただ、中国では携帯でユーザーがいちいちPOPメールの送受信を行うよりも、SMS方式だとリアルタイムで受信が分かるので、その点では便利でしょう。もちろん、日本語表示はOKでした。返信は受信したメールをそのまま返信すれば相手に届きます。

わがサイト「どこどあ」もきちんと日本語表示されています


 ところで、GPRSも進化して、いま上海の一部のエリアではEGPRSが使えるようになっています。速度的にはほぼ3Gクラスなのだそうですが、まだ完全に普及していません。3G移行へのタイムテーブルが出ていないので、しばらくEGPRSでがんばるみたいです。

 といっても、まだこの携帯電話の使い方がよくわかっていないので、もう少し研究します。

 上海エクスプローラーの携帯サイト「どこどあ」についてはここにご説明させていただいています。話題情報が見られたりして、地下鉄の移動時なんかに私も見ています。

ただし、日本語表示については、機種間にかなり差があります。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

ニンニクの芽も発芽

 我が家のベランダ菜園。

 鶏毛菜は、相変わらず「食べては種をまいて。。。。」を繰り返し、いいローテーションになってきました。

 今回は、そのとなりにニンニクを植えたら、芽が出てきました。こちらもかなり順調に生育していて、自家製のニンニクの芽も食べられるかも。

 そう、ニンニクの芽といえば、回鍋肉。四川省で食べたのが美味しかった。

 豆瓣酱をしっかりと効かせて。。。

 楽しみ、楽しみ。

 豆瓣酱は、日本の味噌に非常に近い調味料です。やったことはありませんが、これで味噌汁ができるかもしれません。でも、上海ではなかなか良質の豆瓣酱が手に入らない。

 さらに別のプランターには、友人から頂いた京野菜の種を蒔きました。こちらも、順調に生育していて、これから冬にかけての鍋シーズンに、我が家の来賓にごちそうする予定です。それまで、虫がつきませんように。