2007年11月23日

地震大国中国

 世界の陸地面積の7%を占める中国。しかし、20世紀で発生したM7以上の地震のなんと35%以上は中国で発生し、20世紀の全世界での地震の死者120万人のうち、中国は半分近くの59万人を占め、世界一位である。。。。

 考えてみれば、中国全土でみると、地震は非常に多いです。上海でも、上海の直下型地震ではないにしろ、96年にもしっかりと揺れました。

 そこで、中国政府は、2010年までに主要都市でM6程度の地震に耐えられるように対策を講じるようです。市民の地震防災の知識の普及率を40%にまで高め、20万人規模のボランティアを結成、さらに地震発生後24時間以内に被災者が生活・医療面での救助が受けられるという目標を立てています。壮大な目標ですが、これは並大抵のことではない。今の状態では、地震が発生したら机の下に避難するなんて、中国人のほとんどは検討もつかないでしょう。

 さらに、中国国務院から発表された『国家防震減災計画(2006年〜2020年)』では、中国の国家面積の50%でZ度以上の大地震が発生し、このエリアに23省が含まれ、さらに中国全国の100万人以上の都市の2/3が影響をうけるとしています。

 上海でも、万博開催にあわせて2010年上海万博地震防災研究対策のプロジェクトチームを発足させます。長江デルタエリアでの地震や津波観測を強化するとか。

 閔行区では、市民の避難シェルターを作ったという話も聞きますが、早く対策を進めて欲しいものです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年11月22日

へろへろになりました

 今日は本当に疲れました。

 通訳は全神経を集中させなくてはならず、休むことがきません。
 専門用語だけに、頭をフル回転させなくてはなりません。

 でも、それ以上にたくさんの収穫と、出会いがありました。こういう機会を与えてくださった日本の医師の皆様に感謝します。

 今日はさっさと寝て、明日もがんばろう!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

日本から中医学を学びに

 今日から日曜日まで、日本の医師の一行が、中医学を学びに上海に来られます。日本には、こうした中医学を学びたいという熱心なグループがいくつかあり、我々とも交流があります。今年も多くの日本人の医師とお知り合いになりました。

 毎年中国各地の病院を研修に訪れるグループもあり、下手したら、中国人よりもずっと中医学を愛し、情熱をもっておられる方々かもしれません。

 中医学は、日本で確かに教科書や資格試験などが増えてきていますが、最終的には臨床力のトレーニングが大切で、いろいろな現場を体験しながら自分の臨床でも応用していきます。そういう意味では、患者の数が多い中国の臨床は魅力です。

 中医学が正しく日本で広まるように、私も喜んで協力させてもらっています。中医学は、中国の文化ですからね。

 では、行ってきます!

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類