西安からの列車が駅に着いたのは6時半ごろ。ほぼ定刻でした。乗務員によると、早着することが多いようでしたが、今日は定刻。
しかし、まだ外は真っ暗。プラットホームでは、上海人の親友の一人、程君の親戚が迎えに来てくれました。
彼とは上海で数年前に一度あっていましたが、まさか今回蘭州で再会するとは、思いもしませんでした。
巡り会いとは楽しいものです。
さっそく蘭州ラーメンを朝食にかき込みました。
蘭州といっても、あまりイメージがわかないかもしれません。
蘭州の人口は約320万人ほど。甘粛省の省都です。
シルクロードの要衝で、2000年ほどの歴史を持っています。蘭州市中心部の人口は160万人ほど。空港は中川空港があり、市中心部とは高速道路で結ばれています。距離は65キロ。
名物はなんと言っても蘭州ラーメン。中国有数の麺文化を誇る地区です。また、イスラム文化を色濃く残していて、モスクと仏教寺院が混在する不思議な空間が広がっています。
海抜は1517メートル、冬は雪も降り、氷点下10度以上になることも。
今日も最低気温が0℃でした。山をみると残雪が見られましたから、いかに寒いエリアかわかります。
エキゾチックな蘭州の街。蘭州美人ともいえる彫りの深い女性をよく見かけます。
言語は普通語に近いですが、やはり方言が混じっていて若干聞き取りにくい。しかし、華南エリアと比べると、言葉の問題はラクでした。
山々のシルエットがなだらかで、ほとんど木が生えていません。気候といい、乾燥した土壌といい、農業にはまったくといってもいいほど適さないエリアですが、蘭州の街の中心には黄河が流れています。
黄河の流れは非常に豊かで、冬場は水量も多く、豊かな恵みをもたらしているようです。
蘭州市内の5☆ホテルは、2007年11月現在陽光大厦(サンシャインプラザ)のみ。市中心部の城関区慶陽路428号に位置し、観光にも便利です。
筆者もここに宿泊しましたが、服務員のサービスも悪くなく、快適に宿泊できました。各部屋インターネット設備もOKです。