美味すぎる!
生まれて初めてたべた本場蘭州の蘭州ラーメン。本当に正直な感想です。
今回のラーメン研究に参加したメンバー、もちろん一風堂の河原社長も含めて、蘭州ラーメンは本当はこうだったのか!と感嘆しております。
上海にも蘭州ラーメンはたくさんあります。私も無数回食べました。でも、今日まわった蘭州のどの店ラーメンは、上海のそれと比較できないほどおいしい。
何が違うかと言うと、まずスープ。上海の蘭州ラーメン独特の化学調味料の刺激がほとんどない。それに、スープがきれいに透き通っています。しっかりと煮込まれてつくったスープは、コクもありスープとして十分に耐えられる味でした。
そして麺。絶妙の手さばきで作られた麺は、歯ごたえや喉越しともに申し分なく、上海の蘭州ラーメンと食べているときによく感じてしまう「飽き」がありません。
蘭州ラーメンに欠かせない鹹水(カンスイ)は、伝統的に灰から作っている店も多く、味を守り続けています。
ラーメンにはいろいろなスパイスが使われています。シルクロードを感じさせる、エキゾチックな味はそのスパイスが秘密です。
また、具には香菜のほかに、冬瓜などもスライスされていて、こちらはスパイシーな中にも、ちょっと安らぎを与えてくれる余裕を感じさせます。
蘭州人は朝食にラーメンを食べます。我々からすれば、かなりギョっとするような朝食ですが、でも以外にあっさりとしていて、朝食に食べても胃がもたれません。さすが、伝統的な食文化です。
はっきり言います。
「上海の蘭州ラーメンの大部分はニセモノです!」
それぐらい違う蘭州ラーメンが蘭州で食べられていました。
それと決定的な問題。
上海は水が悪すぎる!いくらいいスープをつくっても、水の味に負けてしまうのです。よっぽど高級な浄水器を使わない限り、水くささのないスープは作られないでしょう。
2007年11月03日
本場蘭州ラーメンに脱帽
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類