2007年11月18日

寒くなりました。血圧にご注意を。

 今日の上海は、北風が吹き、寒く感じられました。こういう時、血圧に高い方は要注意です。血管が収縮し、様々な病気を併発します。

 日本のサッカーのオシム監督が倒れましたが、この寒い気候となんらか関係があるように推測します。監督は写真やテレビで見る限り、かなり体格のよいタイプなので、こういう人は日頃から要注意です。

 上海市の最近の調査では、市民のうち高血圧になっている人の数は、全体の30.3%と言われています。これは、中国全国の高血圧患者の割合である17.6%と比較しても倍近い割合。

 外来で診ていると、意外と自分が高血圧であったことに気がついていない上海人が多いです。さらに、自分勝手に降圧剤を服用して、医者の診断を受けていない人も少なくない。

 自然の少ない上海の生活は、ストレスが非常に多く、そのことを口にする患者さんも多いです。さらに、先日もブログに書いたように脂っこくて塩辛い中華料理もその原因です。地下鉄やバスでイライラしている人を最近よく見かけますが、そういうことも影響しているのでしょう。

 活気があって元気な街である上海ですが、裏返すとストレスと競争でうちひしがれている上海人の姿もあるのです。

 何事も体が資本です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

ウエイ↓というか、ウエイ↑というか

 電話などでよく使われる「喂(wei ウェイ 第4声)」だが、これには「もしもし」などの意味合いがあるのは、皆さんもご存じの通りです。

 そのほか、街などで人々の関心を集めるために「喂喂」と叫ぶ人も時々見かけますが、ニュアンス的には少々野蛮に聞こえるので、私はあまり好きではないです。たまに相手を見下した態度で接するときなどに、「喂喂」と叫ぶ人を見ますが。。。

 こういう場合は、やはり人を3人称で呼ぶ方がスマートなようで、たとえば「先生」とか「阿姨」、「服務員」、「师傅」、さらに最近あまり聞かれなくなりましたが、「同志」なんかでもいいのです。でも、中国語を習いたてのころは、「喂喂」を思わず使ってしまう人も少なくないようです。

 例えば、カウンターに人がいなくて、自分に注意を払ってもらいたい場合などは、「喂喂」よりも「有人吗?」が便利。これで、大抵振り向いてもらえます。

 ところで電話でお馴染みの「喂喂」。これのイントネーションの使い方には、ちょっとコツがあるようです。

 もちろん、中国語としては「喂」は第4声で発音するので、下に下げる「ウエイ↓」が正しいのですが、これをそのままで電話口で耳にすると、相手の機嫌が悪いように感じてしまうことがあります。

 で、いろいろ聞いてみると、2声にして「ウエイ↑」で発音している人も結構います。確かに、こっちの方がソフトに聞こえます。

 電話口では、最初の第一声が相手に対してイメージを決めてしまうもの。ちょっとした工夫で、かなり印象が良くなるようです。

 日本語の「もしもし」ですが、これは中国人にとってはかなり滑稽に映るらしく、よく日本人をちゃかした笑い話などにも登場しますね。「メシメシ」に次ぐ人気度かもしれません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類