今日は、仕事の帰りに徐家匯へ。つぶれた洗濯機、電子レンジを買うために。
私は、大きな家電を買うときは、米国系の量販店、Best Buyで買うことにしています。今まで、国内系の量販店国美や蘇寧でも買っていたのですが、あまりにものサービスの悪さ、商品知識のなさ、如何にも国営という店内の雰囲気に嫌気がさし、大きな家電を買うときは、Best Buyばかりになってしまいました。
ここの特徴は、なんと言っても店員の商品の薦め方が、特定のメーカーに偏らない点です。中国では各家電メーカーが量販店のなかに自分のブースを作って、いったんそのブースに客が入ってしまうと、「待ってました」としつこそうなおばちゃんが出てきて、その地点で買い物する気がなくなってしまう。
さらに、洗濯機を選ぼうとおもっても、同じメーカーのものだけが一カ所に集められているので、他社同士の比較がしずらいのです。
ところが、Best Buyではスーパーのように、洗濯機は洗濯機で、取り扱っているメーカーのものがすべて一カ所に集められているので、比較するのがラク。店員も、メーカーから来ている人ではなく、Best Buyの社員なので話を聞きやすい。
日本ではごく当たり前のことですが、中国ではごく最近のサービスの変化なのです。
また、値段も他の量産店に負けないぐらいかなり安めに設定されている点も嬉しい。ちょっとした追加料金で、2年保障、4年保障というのもあります。これでポイント制度があれば、もっと嬉しいのですが、ないぶん価格を安くしてくれれば助かります。
結局、今日で欲しい商品すべて揃いました。商品は翌日配送で、しかもメーカーから設置の係員が来てくれると言うこと。
電話の対応もソフトで、上海のサービス業の変化に非常に感動しました。
上海の進歩は本当にすごい!
2007年11月20日
洗濯機、電子レンジ、オーブントースターを買う
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
未病
今月は、日本向けに依頼された原稿で、「未病」について書いていますが、いま中国政府衛生部では、「未病」の研究について、かなり力を入れています。第十一5カ年計画のなかでも、重点プロジェクトとして、上海・北京の2大都市でその活用が計られることになっています。
「治未病」というのは、簡単にいうと将来発生するであろう疾患や、健康に対する脅威を前もって発見して治療するという考え方で、言ってみれば、中医学治療の核心のひとつでもあります。
中医学のバイブルでもある『黄帝内経』にも、精神的・肉体的なバランスを重視し、さらに自然界と人間は一体で、人間こそ自然界の変化に体を順応させ、医者は患者の病気が発生するまでに病気を治さなければならない、すなわち「治未病」の思想がはっきりと明記されています。
そうなんです、病気になってから医者が診察するのではなく、病気になる前に医者が診察することが医者の任務だとしています。
三国志でお馴染みの名医華陀も、体を鍛えることで、疾患に対して抵抗できる体を作らなければならないと主張し、動物をモデルにした気功、『五禽戯』を作り上げました。現在でも継承されています。
上海蟹の壁掛け。竹で精巧に作られた上海蟹に感動して、おもわず買ってしまいました。
中国でも、生活の現代化で、成人病が急増していますが、予防医学的立場から「治未病」の発想を活用したいというのが政府の目標です。これは素晴らしいことだと思います。
中国の伝統に育まれた中医学だけに、市民にとっても馴染みが深いもので、普及はそれほど難しくないかもしれません。
中医学の安価で、有効的な治療法が、もっともっと人々に広がればいいのにと思う昨今ですが、残念ながら西洋医学に押され気味なのが、現代の中国の現状です。
今日は、上海の小児科総合病院の一つである、復旦大学付属児科医院に行く日。
西洋医学の病院だけに、私はちょっと肩身が狭いですが、中国人の患者のなかに、一人でも中医学ファンができるよう、私も日々精進します。
「治未病」というのは、簡単にいうと将来発生するであろう疾患や、健康に対する脅威を前もって発見して治療するという考え方で、言ってみれば、中医学治療の核心のひとつでもあります。
中医学のバイブルでもある『黄帝内経』にも、精神的・肉体的なバランスを重視し、さらに自然界と人間は一体で、人間こそ自然界の変化に体を順応させ、医者は患者の病気が発生するまでに病気を治さなければならない、すなわち「治未病」の思想がはっきりと明記されています。
そうなんです、病気になってから医者が診察するのではなく、病気になる前に医者が診察することが医者の任務だとしています。
三国志でお馴染みの名医華陀も、体を鍛えることで、疾患に対して抵抗できる体を作らなければならないと主張し、動物をモデルにした気功、『五禽戯』を作り上げました。現在でも継承されています。
中国でも、生活の現代化で、成人病が急増していますが、予防医学的立場から「治未病」の発想を活用したいというのが政府の目標です。これは素晴らしいことだと思います。
中国の伝統に育まれた中医学だけに、市民にとっても馴染みが深いもので、普及はそれほど難しくないかもしれません。
中医学の安価で、有効的な治療法が、もっともっと人々に広がればいいのにと思う昨今ですが、残念ながら西洋医学に押され気味なのが、現代の中国の現状です。
今日は、上海の小児科総合病院の一つである、復旦大学付属児科医院に行く日。
西洋医学の病院だけに、私はちょっと肩身が狭いですが、中国人の患者のなかに、一人でも中医学ファンができるよう、私も日々精進します。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類