2008年01月11日

爆チャリ 復興路トンネル

 今日も朝4時に起床して、書斎で仕事をしていたけど、6時頃になってもまだ外はモヤモヤ。霧で真っ白。7時頃になっても視界がまったく良くなく、これはチャンスだと自転車にまたがりました。

 実は、霧の多い日は浦西と浦東を結ぶ黄浦江のフェリーが運行停止となるため、利便性を考えて、自動車専用道路のトンネルが自転車でも走ることができるのです。

 ちなみに、浦西と浦東は地下鉄・バス意外にも自転車での往来も非常に多いのです。しかし、橋もトンネルも自動車専用で、いつもは自転車はフェリーに頼るしかないのです。。。

 さて、私も上海に来て10数年。
 この黄浦江をくぐるトンネルを自転車で走りたいという願望がありました。だけど、交通法規を破ってまでトンネルを走ることはできません。そして、いままさに夢を実現するときです!

 いざ、出発。

復興路トンネルの浦東側


 霧の影響で、道路は浦東もすごい混雑。しかし、路肩を走る自転車はスイスイ。

 そして、無事八佰伴(ヤオハン)の前まで到着。ここから、いつもは自転車で走られない復興路トンネルの入り口を探します。

 復興路トンネルは、2階建て構造になっていて、普段は上部を小型車、下部をバスなど大型車が走ります。2階建て構造のトンネルとしては中国初!

 さらに、今回自転車に開放されていたのは上部の部分。半円形の天井が、私がトンネルの上部を走っていることを実感させます。小型車用なので、トンネルは非常に低く、自転車にのっても結構圧迫感があります。

 トンネルの長さは約2.7キロ。往復5.4キロ。
 たった2.7キロとタカをくくっていたのですが、これがかなりきつい。

 

トンネルの中です


 浦東側からトンネルに入ると、トンネルの道路左右は真ん中は区切られていて、右側通行になっています。原付自転車、電動自転車、自転車と「非機動車」と呼ばれる乗り物は一斉にトンネルの奈落の底まで突っ走ります。

 そうなんです!トンネルは大きくV字型になっていて、いったん下まで降りてしまうと、今度は必至に漕がなくてはなりません。

 しかも、どの「車輌」もすごいスピードで、警笛をビービー鳴らしながら行くわけだから、トンネルの壁に反響してやかましいことこの上ない。

 さらに、思わぬ強敵に出くわしました。それは、トンネルの換気フアンです。この風圧がすごくて、必至にペダルを踏んでも吹き戻されるような感覚です。

 そして、中国製電動自転車の多くは力尽きて登坂できない。降りて押す人や、電動自転車のペダルを必至にこいで行く人がたくさんいました。

 ははは、これじゃ日本の坂はダメだな、と彼らを横目に私は必至に復興路トンネルの坂をこぎました。

復興路トンネルの浦西付近の様子


 2.7キロのトンネルはかなり走りがいがあります。

 大きくカーブするトンネルの先には、明るい出口の光が。。。

 そして、到着したところは上海浦西の旧市街。浦東との景色の違いに改めて感動。
 トンネルの入り口では、公安が自転車や原チャの交通整理をしていました。

 そして、Uターンして再び浦東を目指す。爽快にトンネルの奈落の底までこぎ進み、風圧に耐えながら、陸上の明かりを目指します。

 「ハー、ハー」と息も絶え絶えになり、汗だくになって再び浦東の八佰伴(ヤオハン)前に到着しました。

 そのあと、近くの永和豆浆に入って、冷たい豆乳をゴクリと。
 いや〜、爽快でした。

 今度は南浦大橋を自転車で走りたい。
 しかし、これは永遠に不可能でしょうねえ。あのグルグルのループを自転車で下ったら爽快だろうなと思いつつ。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

1月1日から住宅ローン金利大幅UP

 2007年は合計6回金利が上げられました。

 私のようにローカル銀行で、人民元でローンを組んでいると、毎日経済ニュースを見るたびに気持ちがいいものではないのですが、この1月1日から住宅ローンは新しい金利に一斉に変わります。

 5年以上の住宅ローンの場合、これまでの5.814%から6.655%になります。といっても、住宅ローンは少し優遇されていて、基準金利の7.83%よりも低く抑えられています。ちなみに、私が今のマンションを買ったのが2004年度でそのときの金利は5.04%でした。

 一方で、上海市民が給与から天引きされている住宅購入のための「公積金」の金利が5年以上で5.22%。こちらも、度重なる金利上昇でUPし続けています。結果的には商業ローンとあまり変わらなくなりました。

 というわけで、私の場合、2008年1月1日からローン返済額が250元ほど上昇しました。2004年当初と比較すると毎月500元近い増加になります。

 これが高いか、安いかということになりますが、私の住んでるエリアの不動産の上昇がこの3年ほどで3倍になったので、それと比較すれば決してこの利率がまだ高いとは言えないでしょう。よって、これからも金利が上がるのはある意味必然的です。

 さすがの私も、今はとても上海の不動産に手をだすつもりはありません。どう見ても、バブルの様相が強いからです。

 私が上海で不動産を買ったときは、家賃よりもずっと安いローンを組んで物件が買えましたたが、今では割が合わないのです。
 そして、上海人の多くはとっくに不動産で儲けてしまいました。

 上海では都市開発が続くにつれて、立ち退き事業が各地で行われ、これでにわかな成金になってしまった上海人も少なくありません。特に、中国の場合は政府の政策と人々の豊かさの追求はうまく連動しているものです。その波に乗れた人は、いまや家も買って、車も買ってとそこそこの生活を上海でおくれています。株もファンドも人々がはしゃいでいるときに儲けた人はとっくに儲けてしまいました。

 制度や規制が整うまでにやっていまう。つまり「早い者勝ち」が、中国ビジネスの秘訣の一つかもしれません。だから、リスクも多いのです。
 
 しかし、私よりずっとたくさんの住宅ローンをして不動産を買っている上海人はまわりにごろごろいます。ローン審査が緩い中国だけに、焦げ付きが増えるのは確実視されています。

 アメリカよりもっとすごいサブプライムローン問題になるか???
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類