先ほど、妻方の親戚からの訃報を受け、急遽無錫に行くことになりました。
中国で葬儀に参加するのは2回目。
今回は急死だったようですが、まだ詳しいことは分かりません。
無錫といっても、無錫市内からまだ車で数時間かかる交通の不便なところ。結婚式にも来ていただいたし、何度もお会いした方なので、いかないわけにはいきません。
喪服とかどうしよう??と妻に聞いたら、中国では要らないらしい。それより、農村だから寒さ対策をしっかりしておくようにとアドバイスされました。
というわけで、明日の奈良県人会総会への出席が危うくなりました。
とりあえず、午後の新幹線で無錫へ。
親戚が無錫に。。上海人と結婚したことを改めて実感。
また救急患者が拒否され亡くなった
救急患者を受け入れることができない日本の医療は、はっきり言って大問題です。救急医療は、医療の中でも最も基本となる医療行為の一つだし、患者に対する恩恵も最も大きい分野だと私は考えます。そのために、スタッフと予算、診療報酬の増大がいわれていますが、私はまずスタッフを大増員すべきだと思います。
日本では医学部の入試が、相変わらず「難関」といわれていますが、だったらより多くの医学部進学希望者を大学が受け入れてあげたらいいのに、と思います。私がセンター試験を受けた10数年前も、私の弟が医学部に合格した2年前も、相変わらず医学部は最難関のままです。医学部を難関にしておく必要が、どこにあるのか私は理解に苦しみます。奈良高校時代、医学部に入れなくて、涙をのんだ受験生がどれほどいたことか。
日本の救急車は美しい
ところで、上海の場合、救急車が消防署にないというのはご存じでしょうか?救急車の管轄は、消防署ではなく、各地の総合病院や上海市の救急医療センターにあるのです。第六人民病院の前にある上海市の救急医療センターは有名ですよね。
すなわち、救急患者が発生すると、患者からの強い要望がない限り、救急車は所属している病院に患者を搬送します。それら病院は、2級病院や3級病院クラスですが、もし救急車がその病院の門に到着したら、病院側はその患者を拒否できません。拒否をしてしまうと、大問題になります。だから、当直の場合も、2重、3重に当直医師をスタンバイさせています。
上海では、日本によくある病院に当直医師が1人だけで専門外、なんてことはまずあり得ないのです。そして、救急でやってきた患者に生命に関わる基本的な処置もできないというようなことは上海では許されません。
病院があって初めて救急車が役立つのに、日本のように高度な救急車があっても、搬送できる病院がなければ、全くの宝の持ち腐れだと思います。
ただ、私も以前お気の毒な日本人のケースをみました。
心筋梗塞の患者で、せっかくあるローカル病院に迅速に運ばれてきたのに、加入されていた海外旅行○○保険の会社が、そのローカル病院への支払いを拒否、強制的に指定病院に転院させられて結局転院先で死亡してしまったというのがありました。
そのローカル病院が保険会社の指定ではなかったのが転院の直接の原因だったようですが、この保険会社の対応はまったく本末転倒です。
上海にいる皆さん、日頃から自分の行動範囲にあるローカル総合病院(中国語:三級甲等病院)の状況を把握し、いざというときのリスク管理をしておくことが大切です。
最終的に頼りになるのはやはり上海市民の生活の根底を支えているローカル病院なのです。
関連リンク
・上海市医療救急センター
中国での救急車の電話番号は、120です。
日本では医学部の入試が、相変わらず「難関」といわれていますが、だったらより多くの医学部進学希望者を大学が受け入れてあげたらいいのに、と思います。私がセンター試験を受けた10数年前も、私の弟が医学部に合格した2年前も、相変わらず医学部は最難関のままです。医学部を難関にしておく必要が、どこにあるのか私は理解に苦しみます。奈良高校時代、医学部に入れなくて、涙をのんだ受験生がどれほどいたことか。
ところで、上海の場合、救急車が消防署にないというのはご存じでしょうか?救急車の管轄は、消防署ではなく、各地の総合病院や上海市の救急医療センターにあるのです。第六人民病院の前にある上海市の救急医療センターは有名ですよね。
すなわち、救急患者が発生すると、患者からの強い要望がない限り、救急車は所属している病院に患者を搬送します。それら病院は、2級病院や3級病院クラスですが、もし救急車がその病院の門に到着したら、病院側はその患者を拒否できません。拒否をしてしまうと、大問題になります。だから、当直の場合も、2重、3重に当直医師をスタンバイさせています。
上海では、日本によくある病院に当直医師が1人だけで専門外、なんてことはまずあり得ないのです。そして、救急でやってきた患者に生命に関わる基本的な処置もできないというようなことは上海では許されません。
病院があって初めて救急車が役立つのに、日本のように高度な救急車があっても、搬送できる病院がなければ、全くの宝の持ち腐れだと思います。
ただ、私も以前お気の毒な日本人のケースをみました。
心筋梗塞の患者で、せっかくあるローカル病院に迅速に運ばれてきたのに、加入されていた海外旅行○○保険の会社が、そのローカル病院への支払いを拒否、強制的に指定病院に転院させられて結局転院先で死亡してしまったというのがありました。
そのローカル病院が保険会社の指定ではなかったのが転院の直接の原因だったようですが、この保険会社の対応はまったく本末転倒です。
上海にいる皆さん、日頃から自分の行動範囲にあるローカル総合病院(中国語:三級甲等病院)の状況を把握し、いざというときのリスク管理をしておくことが大切です。
最終的に頼りになるのはやはり上海市民の生活の根底を支えているローカル病院なのです。
関連リンク
・上海市医療救急センター
中国での救急車の電話番号は、120です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
無錫は雪が降っています
無錫に着きました。
無錫まで、上海から新幹線で1時間ほどですが、そこから目的地までが遠くて、路線バスに揺られること数時間。
無錫から降っていた雪は、ここに来るともう本降りで、畑は白くつもっていました。
今日は、遺影の前で食事をしました。女性のお経を読む専門の人が来られて、今日は徹夜で読経されるそうです。みんな号泣していましたが、号泣するためのサクラも雇われていると聞いてびっくり。中国ならではの葬式ビジネスがあることをしりました。
明日は道教の道師がきて、また葬式が行われるとのこと。中国では、道教で葬式が行われるということを、今日まで知りませんでした。道教式葬式を体験します。
お風呂もシャワーもないので、近くの公共浴場で。
ここでも新しい発見がいっぱい。男性諸氏は、浴室に入るな否や、みんな側溝にむけて小便をしていました。そして掛かり湯もせずに浴槽にドボン。いや〜、豪快。豪快。
私は、シャワーだけ浴びて出てきました。
今日、妻から初めて聞いたのですが、普通女性用の公共浴場には普通風呂桶がないそうです。これは、衛生の理由だからそうですが、逆に男性用にはついてます。
パソコンの電源を忘れたので、今日はここまで。
無錫まで、上海から新幹線で1時間ほどですが、そこから目的地までが遠くて、路線バスに揺られること数時間。
無錫から降っていた雪は、ここに来るともう本降りで、畑は白くつもっていました。
今日は、遺影の前で食事をしました。女性のお経を読む専門の人が来られて、今日は徹夜で読経されるそうです。みんな号泣していましたが、号泣するためのサクラも雇われていると聞いてびっくり。中国ならではの葬式ビジネスがあることをしりました。
明日は道教の道師がきて、また葬式が行われるとのこと。中国では、道教で葬式が行われるということを、今日まで知りませんでした。道教式葬式を体験します。
お風呂もシャワーもないので、近くの公共浴場で。
ここでも新しい発見がいっぱい。男性諸氏は、浴室に入るな否や、みんな側溝にむけて小便をしていました。そして掛かり湯もせずに浴槽にドボン。いや〜、豪快。豪快。
私は、シャワーだけ浴びて出てきました。
今日、妻から初めて聞いたのですが、普通女性用の公共浴場には普通風呂桶がないそうです。これは、衛生の理由だからそうですが、逆に男性用にはついてます。
パソコンの電源を忘れたので、今日はここまで。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
びみょ〜な上海リニア問題
アサヒコムが昨日、このような記事を書いていましたが、この問題は閔行区など沿線住民の間からかなり長く討論されています。そんな矢先に、昨日ようなことが発生しました。
で、明けて1月13日の新聞晨報をみると、直接的な記事はありませんでしたが、トップ面に間接的に上海市政府のスポークスマンのコメントが書かれていました。
要約すると、
「沿線住民の合法的で理性のある建議と意見を求む。社会秩序の維持を自覚し、上海の協調のとれた安定的な社会を大切にしてほしい。」
ということらしい。
中国にいれば、これが何を意味するか改めて書かなくてもよく分かります。
そもそも、今回のケースのことの成り行きは、Sina「 新浪上海」が詳しく図表入りで記事を書いています。ご参考までに。
しかし、もとの2006年の計画では閔行区に虹橋空港と浦東国際空港、さらに杭州を結ぶ路線が交わるリニアデルタ地帯ができるとのことですが、今回の新しい案では具体的に明記されていないとのこと。ちょうど、閔行区の傑士陵園あたりでした。まさに、近鉄大阪線の伊勢中川駅みたいな感じです。
結局、上海リニアにまつわる話題は、まだまだびみょ〜な段階です。
で、明けて1月13日の新聞晨報をみると、直接的な記事はありませんでしたが、トップ面に間接的に上海市政府のスポークスマンのコメントが書かれていました。
要約すると、
「沿線住民の合法的で理性のある建議と意見を求む。社会秩序の維持を自覚し、上海の協調のとれた安定的な社会を大切にしてほしい。」
ということらしい。
中国にいれば、これが何を意味するか改めて書かなくてもよく分かります。
そもそも、今回のケースのことの成り行きは、Sina「 新浪上海」が詳しく図表入りで記事を書いています。ご参考までに。
しかし、もとの2006年の計画では閔行区に虹橋空港と浦東国際空港、さらに杭州を結ぶ路線が交わるリニアデルタ地帯ができるとのことですが、今回の新しい案では具体的に明記されていないとのこと。ちょうど、閔行区の傑士陵園あたりでした。まさに、近鉄大阪線の伊勢中川駅みたいな感じです。
結局、上海リニアにまつわる話題は、まだまだびみょ〜な段階です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類