我が家では結構、春節のときに遊びに来る親戚も多いので、それを想定して春節用の食品を買ったり、紹興酒を準備したり、妻の両親へ挨拶に行くためのおみやげを買ったり。
朝あれだけ凍っていた雪も殆どとけてしまい、歩く分には全然問題ないです。
今日は日曜日ですが、中国では出勤日になっているので、どこもすごい人出。特に、南京東路は買い物客ですごくにぎわっていました。
年貨を買う代表的な店が南京東路の人民広場よりにある第一食品商店。案の定、人でごったがえしていました。ここは国営の老舗の店で、南北貨と呼ばれる乾物や調味料をたくさんそろえています。こういった店に市民が押し寄せるもの、比較的ブランドとして名が通っているので、変なものは売らないという信頼もあります。
昨今の中国は、宅急便が届きにくいなど、全国的な雪で物流が大変なのですが、店にはしっかりと正月用品が並んでいました。とくに、駄菓子類を買う人が多い。春節の休み期間中は、親戚が集ってくるので、そのためにいろいろなお菓子を準備しているのです。
我が家でも、肉を寒空で干す腊肉を買いました。塩漬けにした咸肉なども春節の料理に欠かせません。そのほか、中華風ソーセージである香腸も買いました。
考えてみれば、今年は春節前にどかっと雪が降り、気温も一気に下がって冬らしい冬となりました。昔の人はよく考えたもので、春節を越えたらいよいよ本格的に春がやってくるのですが、今年は人々の帰省も並々ならぬ困難があり、田舎ではいつもになく盛り上がる春節になるのではないでしょうか。
春節が終わると、いよいよ春の息吹を感じることになります。この春を待ちわびている人々が、今年の中国にはたくさんいることでしょう。