2008年02月03日

正月用品(年貨)を買いに

 雪もやみ、久しぶりに太陽も出てきたで、妻と一緒に南京東路へいって、春節用の食材を購入しました。俗に言う年貨です。

 我が家では結構、春節のときに遊びに来る親戚も多いので、それを想定して春節用の食品を買ったり、紹興酒を準備したり、妻の両親へ挨拶に行くためのおみやげを買ったり。

 朝あれだけ凍っていた雪も殆どとけてしまい、歩く分には全然問題ないです。

 今日は日曜日ですが、中国では出勤日になっているので、どこもすごい人出。特に、南京東路は買い物客ですごくにぎわっていました。

 年貨を買う代表的な店が南京東路の人民広場よりにある第一食品商店。案の定、人でごったがえしていました。ここは国営の老舗の店で、南北貨と呼ばれる乾物や調味料をたくさんそろえています。こういった店に市民が押し寄せるもの、比較的ブランドとして名が通っているので、変なものは売らないという信頼もあります。

 昨今の中国は、宅急便が届きにくいなど、全国的な雪で物流が大変なのですが、店にはしっかりと正月用品が並んでいました。とくに、駄菓子類を買う人が多い。春節の休み期間中は、親戚が集ってくるので、そのためにいろいろなお菓子を準備しているのです。

買い物客でごった返す上海市第一食品商店


 我が家でも、肉を寒空で干す腊肉を買いました。塩漬けにした咸肉なども春節の料理に欠かせません。そのほか、中華風ソーセージである香腸も買いました。

 考えてみれば、今年は春節前にどかっと雪が降り、気温も一気に下がって冬らしい冬となりました。昔の人はよく考えたもので、春節を越えたらいよいよ本格的に春がやってくるのですが、今年は人々の帰省も並々ならぬ困難があり、田舎ではいつもになく盛り上がる春節になるのではないでしょうか。

 春節が終わると、いよいよ春の息吹を感じることになります。この春を待ちわびている人々が、今年の中国にはたくさんいることでしょう。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

日本で4月にも小麦が30%の値上げ?!

 農林水産省が2月2日に、輸入小麦価格を4月から30%も値上げする方針を打ち出したことが、日本のニュースで報道されていました。そりゃ、小麦の90%を輸入に頼っていて、それでいてパン類・麺類をよく食べる日本人だから、仕方がないでしょうけど、こうした値上げに対して、一日本国民として、日本政府があまりにも無策のような気がして仕方がないのですが。。。

 中国にいるわたくしですので、どうしても中国と比較してしまうのですが、中国では政府が中心となって値上げをいかに阻止するか、その結果はどうであれ、取り組んでいる姿がよく報道されています。
 
 食料も含めた生活必需品の値上げに関しては、勝手な値上げができないように、監視体制を強めています。

 中国政府は物価の上昇に対して非常に神経質になっています。ただでもインフレ懸念が高まっていて、市民の不満が高まっているのに、これをどうにかしてコントロールしなければなりません。さらに、2008年の穀物類の生産量は中国で5億トンになる予想ですが、積極的に増産しようとする意気込みが伝わります。農民が多い国だけに、まだまだどうにかなるのでしょう。

 かたや日本は分析ばかりして対策がまったく追いついていない。具体的な施策がすぐに出せていない。
 日本はグローバル化に飲み込まれてしまって、すっかりと足下を削られてしまい、そのうちガタガタと崩れてくるのではないかと心配するわたくしでございます。

 食べ物がなけりゃ、いくら科学技術が進歩しても人間生きていけません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類