2008年02月06日

爆竹の嵐の中、帰宅を急ぐ

 春節は、様々なお菓子を持って妻の実家を訪問しています。スーパーなどでみると、じつに様々なお菓子が売られていて、この時期はひまわりの種とかピーナツ、瓜の種などが人気で、家族団らんでつまみながら、ワイワイと新年を迎えるのです。

 今年、うちの親戚一同の年夜飯では、新たに義兄夫婦に子供が生まれたため、人数が一人増えました。料理をみんなで準備しながら、いろいろな話に花を咲かせます。

 親戚は私を除いてみんな上海人なので、料理は上海の家庭料理。部屋は寒いけど、暖かい料理をみんなで囲むと、なんかほんわかした気分になってきます。

 いろいろなことがあったけど、これで2007年は本当におしまい。

 中国式に、一年を締めくくるのもいいものです。

 夕方6時ぐらいからもうすでに爆竹が始まっています。「年夜飯」を食べる前に、爆竹や花火をあげる習慣があるところもあり、すでに外はかなり賑やか。家の中での我々の会話が聞こえないぐらいです。

 生まれてまだ1ヶ月の赤ん坊、DNA的にもう慣れているのか、爆竹の音を聞いてもちっとも怖がりません。

おみやげのお菓子袋。種類がぎっしり。家族団らんの象徴でもあります。


 思えば、小さい頃、カナダに生活していたとき、チャイナタウンの爆竹が怖くて、チャイナタウンなんて行きたくないと思ったこともありましたが、こうして中国の子供たちは小さいときから慣れいくのでしょう。

 逆に、爆竹や花火なしでは春節を過ごすことはできません。

 帰りは、それこそ嵐のようになっている爆竹の中を、なんとか右往左往しながら浦東の家までたどり着きました。

 これから、日付の変わるころまで、上海では街全体が弾薬庫になったような大騒ぎになります。

さっき、広州の哈華さんに電話したら、広州ではまだ爆竹・花火が始まっていなくて、静かなものだと。。
 
 地方によって春節の過ごし方は大きく違います。

 
新年快乐!万事如意!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

暖かい格好をして

 ところで、中国人のご家庭を訪問するときは、くれぐれも暖かい格好をして。

 上海人の家庭は非常に寒い。これだけ冷え込んでも暖房をつけませんからね。

 ホント、CO2の排出制限には、上海も含めた長江以南の中国人の家庭は貢献していると思います。
 彼らが寒いからといって暖房を自宅で使うようになったら大変です。

 しかも、上海のマンションは広い。全部暖房をつけたら、光熱費は大変なことになります。

 さあ、私も「年夜飯」へ出発です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

今年の春節料理は、家で料理が人気

 ついに大晦日。私ももう10数回上海で春節を迎えていますが、やっぱり中国の春節はいいものです。
 今年の大晦日の私の予定は、今は仕事をしていますが、今日は早めに切り上げて妻の実家へ食事に行く予定です。いまの妻と知り合ってから、大晦日は妻の実家で過ごすか、我が家に来てもらうことが恒例となりました。

 この時期、とくに大晦日にあかの他人が中国人の家庭に呼ばれたら、それはかなり関係が親しいことを意味します。日本でも、12月31日とか1月1日に他人が招待してもらうというのは非常に珍しいのと同様で、春節は普通は家族・親戚で過ごすのが中国の習慣だからです。

 今年は、はじめて大晦日にあたる除夜が休みになったので、家で家族団らんを楽しんでいる人も多いように思います。うちの会社の社員も、昨日無事にバスのチケットが買えたと私に連絡があり、ほっとしました。

 ところが、日頃アイさんとかに料理を任せっきりにしている家では、料理ができないところも少なくありません。特に、今の上海の若い世代ではてきめんです。そこで、今年は材料などをそろえてパックにした春節用の「年夜飯」セットが人気のようです。家では、火を通すだけで食べられるという代物で、レストランで食べるよりは自宅で楽しもうということです。

 上海には老舗の上海料理の店が少なくありません。杏花楼や南京路の南新雅大酒店などがそうで、そこではさまざまな春節パックが売られていました。単なる既製品を食べるよりも、火を加えるだけでも、自分たちで料理したほうが格段に美味しいことは間違いありません。

 特に、多くの上海人の家庭は住環境も改善されたし、家でも十分親族を招待できるようになりました。

 中国での春節の風習について、昔書いた記事をリメークしました。ぜひご覧ください。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類