2008年は正月は奈良の三輪さん、春節は上海の竜華寺となかなか豪華な組み合わせです。
し・か・し。。。
元旦にお参りする竜華寺は、これまでの経験上、日本人かまあ中国人がパラパラという程度だったのですが、さすが中国人の春節!日本の三輪さんの初詣客を遙かにこえる数の参拝客でごった返していました。
まず、お寺の入場券を買うのにも行列。とても並んでられる長さではなかったので、ダフ屋で購入。1枚につき5元程度のプラスで買えたけど、あれほどの入場券をどこから仕入れてきたのか不思議。。。ダフ屋は、束ごと入場券を売っているのです。
境内には消防車も待機。参拝客がみんな手に手にあのながい中国式の線香を持っているので、危ないことこの上ない。しかも点火済みです。
それを各々が両手に挟んでいて、お辞儀をしながらお参りするのです。
人の波はとぎれることなく、またお寺の外は参拝者のマイカーで大渋滞。竜華寺の初詣風景もここ数年で大きく変わったものです。
さて、竜華寺恒例の年越し麺を食べるのも、このお寺お参りの醍醐味の一つ。春節になると、お寺で肉を使っていないいわゆる「素」の麺をいただけます。日本風にいうと年越し蕎麦ならぬ年越しラーメンか。。。
ところが、膨大な参拝客を前に、麺売り場は麻痺状態。食券を買うのにも数十メートルの行列に、さすがの私もリタイヤ。ラーメンを食べるエリアでは、怒鳴りあいも聞こえるほど、混乱していました。
初詣らしいお参りもできぬまま、人波に流されて出口に到着。
で、出口がちょうど中国の建国と革命に貢献した人たちをお祀りする「竜華烈士陵園」と「旧刑務所跡地」なので、そちらを見学に行きました。
春節早々、中国の近代史に触れられる有意義な初詣となりました。
追伸:竜華寺へのアクセスは、徐家匯から44番バスでもいけますが、地下鉄3号線の竜漕路駅からでも歩いていけます。こちらのほうが渋滞しなくてよいかも。