2008年02月08日

延安高架道路の一部なくなる。。。

 今、上海を東西に結ぶ大動脈として私も毎日のように走っている延安高架道路の東の端が、ついにつぶされることになりました。つぶされるのはちょうど、外灘へおりるところです。

 この高架道路、私の記憶ではまだ10年ほどしか使われていない道で、2008年2月にその使命を終えることが決まりました。
 1996年の地図を出してくると確かにこの高架道路はありませんでした。地下鉄2号線はもとより、延安高架道路はこの当時姿形もありません。虹橋国際空港に行くのに、凸凹の道を渋滞で渋滞で悩まされたことを覚えています。

 完成当初、外灘へ回り込むスロープからみる夜景が最高で、夜になると観光バスが徐行運転して渋滞になることが問題になったことを覚えています。ただ、個人的には外灘の写真をとるとこのスロープが入り込んできて、私はイヤでした。

 上海の都市開発ですが、建設されるのも早いけどつぶされるのもはやい。今回、この高架道路のスロープもつぶされるというので、私も早速写真に収めてきました。この光景は、もう見られなくなります。

 しかし、もうすこし長期スパンで都市開発をして欲しいなと思います。作ってもつぶせじゃいいじゃないかという発想ではなく、つぶさなくても都市開発ができなければ、意味がありません。

上が2007年の地図で、下が1996年の地図


 東京でもめていた日本橋上の首都高速の高架道路も、上海流にいけば、速攻に取り壊しになるのでしょうね。

 ちなみに、外白渡橋も2008年3月1日から撤去されて、補修工事が行われます。オリジナルの姿を見るのでしたら、今が最後ですよ。

撤去される延安高架道路のスロープ(上)と補修撤去が決まった外白渡橋
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類