2008年02月11日

2月11日、上海エクスプローラー10周年

 今日、ついに我が上海エクスプローラーも10周年を迎えました。

 1998年にうちの編酋長と出会って以来、私もこの会社と一緒に成長してきました。

 この10年間、上海を取り巻く環境は大きく変わりました。SARSも体験したし、反日デモもありました。インターネットという世界に翻弄されつつも、ずっと一つのことを信じて我々もがんばってきました。

 それは、
 
「訪問してくださった皆様に役立ちたい。」

 ということです。

 インターネット屋というのは、本を書いたり、物を作ったりするのとは違って、実態がないものに賭けています。だけど、表現することで脳裏に焼き付けてもらうことは可能です。場合によっては、物と違って人の心のなかに永遠に残り続けることも可能です。
 ときには、私の書いたものが偶然だれかの目に触れ、ビジネスのヒントになってその人の人生を変えるかもしれません。そんな可能性に私はいつもワクワクしています。

 もちろん、アクセスを稼ぐことも大切でしょう。グーグルのランキングで上に上っていくことも業界では大切です。しかし、それはあくまでも日頃の努力の結果にすぎず、小手先の技術と流行に流されてはいけないのです。最終的にサイトを見てくださるのはインターネットをしている一人一人ですから。

 これからも日中の架け橋となれるようなサイトを作っていく目標です。とくに、日中の架け橋というのが今年のキーワードとなると思っています。

 もちろん、2008年はいろいろ新しいことを打ち出していきます。私のアイデアノートはいつもいっぱいです。

 正月初5の爆竹の嵐のなか、この記念すべき10周年の日を迎えられたことを幸せに思います。
 
 これからこのブログともどもよろしくお願いします。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

タフなゴミ箱

 上海のゴミ箱は本当にタフだと思います。

 写真は地下鉄2号線の駅に置いてあったゴミ箱。
 もちろん、分別回収ではありません。
 なんでもどん欲に吸い込まれていきます。

 ゴミ箱の近くにベンチがあったので、ちょっと座ってみていました。

 ある人がペットボトルを捨てました。すると、5秒もしないうちにペットボトルを集めている物乞いが拾っていきました。同じように、新聞を捨てたかとおもうと、早速誰かが拾って持って行きます。

 鼻をかむ人もすくなくない。ゴミ箱にめがけて、片方の鼻の穴をおさえて「ブー」。
 うん、ナイスキャッチ!
 イギリスにいるときはハンカチで「ブー」と鼻をかむ人をよく見かけたけど、中国では地面が相手。まだゴミ箱にする人はよしとするか。

 でも、いつもみる衝撃的な光景はゴミ箱がトイレに変身すること。

 地方から来た人でしょうが、地下鉄に酔った(車酔い)する人も少なくなく、ゴミ箱は洗面器に早変わり。

  子供を連れた親御さんが、ホームの端にトイレがあるにも関わらず、慣れた手つきで小便させていました。小便ならともかく、大便の光景もみたことがあります。 

 このゴミ箱、もしふたが付いていたらもっと任務が楽になるのかもしれない、と想像するところですが、なんのその。
 それでも開口部から上手に小便させていました。

 上海のゴミ箱、毎日激務ご苦労様です!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

文章がまた丸々コピーされる

 インターネットの世界、とくに中国ではあからさまに文書をコピーして掲載するサイトが多いです。
 中国人にとって、コツコツと記事を書きためていくことは苦手なようで、人の作った物をコピーしてアクセス数を確保してしまえばいいというようなものです。

 しかし、うちはネット屋さんです。そのあたりはチェックしています。

 この前は、日本人なら誰でも知っている中国の某大手新聞社サイトの日本語ページに私の文章だけでなく、上海エクスプローラーのサイトのコンテンツまで丸々コピーされていたし(大胆にも写真も文章も一緒)、ある中医学の雑誌にも、私が苦労して許可を得て取材、撮影した写真を許可なく載せていました。インターネットの写真をそのまま専門雑誌に載せるとは大胆不敵!!

 こんなこと、彼らにとってはへっちゃらなのです。

 まず、この記事を見てください。これは本物の記事です。私が上海エクスプローラーにあげた記事。

上海で食べる無錫のショーロンポー(小籠包)
 

 今回サイトの不正コピーを巡回しているうちのスタッフから指摘があったのが、無錫観光ネットというサイトで、私の文章を発見したということ。よく見てみると、これはなかり悪質。編集もしていないし、まさにコピー&ペーストですね。

 いつもはこうした被害は公表しませんが、今回は記念に残しておきましょう。
 こっちが偽物の記事。上海で食べる無錫のショーロンポー(小籠包)。証拠として、サイトの画像をブログに貼っておきました。(↑リンクしてあげたから、アクセスが増えてよろこんでいるかも。。)

 ちゃんとうちの嫁さんが写真に写っているので、間違いなく私の記事です。(私の記事・写真にはこうした細工がいつもどこかにあります。)

 さすがに、文末に「山之内 淳」と、私のブログにリンクしてくれていませんでした。 

 まさか、作者がこんなものを見つけることはないだろうとタカをくくっていたのかもしれませんが、そんな甘くはありません。

 無錫観光ネットさん、あなたに私の記事をあげたことはないですよ。

 記事が欲しいのなら、まずちゃんと私のところに挨拶に来なさい!


 ちなみに、弊社と無錫観光ネットさんとはまったく関係がありません。

 さあ、これからこの問題を処理させてもらいましょうか。。。。正月明けの仕事がこんなことからはじまるとは。トホホ。

 いまだに根強い信仰。アクセス数至上主義のネットの世界。アクセス数↑=影響力大という発想自体が間違っていると私は思います。

 

 実は、上海北部普陀区の普陀区中心医院の斜め向かいにまた無錫ショーロンポーを食べられる店を発見!結構よかった。
 4個で4元也。なかなか無錫の本物に近かった。持ち帰りOK。
 ショーロンポー、上海でもいまや1個1元の時代です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類