2008年02月25日

中医じゃなくて漢方

 カルフールにいったら、光明乳業が販売している薬草入りヨーグルトなるものを発見しました。まあ、興味本位で買ってみたのですが、よく見ると「漢方本草」と書かれています。

 中国語で漢方というと、一般に日本の伝統医学を指します。中国の伝統医学は中医学と呼ぶので、「中医本草」と書かずに「漢方本草」と書いているのは、一つは「中医」という言葉が医学用語で自由に使えないのと、やはり中国人にとって「漢方」という言葉がもつ響きが関係しています。「漢方」というと、なぜかお洒落に聞こえてしまうのです。

 で、このヨーグルトの中に入っている薬草というのは羅漢果・貢菊・百合で、これを固めたモノがブツブツになって入っています。まあ、この程度の生薬で効果があるといえば私もよくわからないのですが、確かに「健康」というキャッチフレーズをもってくるのには聞こえがいいでしょう。

 中国の甘ったるいヨーグルトですが、これがまた意外にも女性などに人気があります。ヨーグルトといえば健康志向的なイメージが中国人の間にあり、そこに生薬エキスを入れ込んで、明らかに若い女性をターゲットにしたものだと見当が付きます。

 上海では10年前ぐらいまで牛乳すら大した種類がなかったのに、いまや選べるほど種類があります。ヨーグルトにしてもそうです。

 そこから、今では販拡のために各社様々な知恵を絞っているのですが、漢方ヨーグルトというのも、まあ分からないわけでもありません。

 私はというと、カスピ海ヨーグルトの菌を牛乳に入れ込んで、毎日ヨーグルトを楽しんでいます。完全に無糖にできるのが嬉しいです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

うちのインターホン

 なんというか、漫画を見ているというか。。。

 最近の上海のマンションは、たとえばガス警報器があったり、入り口の防犯ロックがあったり、そりゃ確かに便利になっています。

 だけど、ガス警報器は、窓を開けて、換気扇をまわして料理をしても、湯気だけで反応してしまうし、そのたびにガードマンがやってきます。

 この現象、うちだけかと思えば、多くの家でも同じのようで、すっかりガードマンも慣れっこになってしまいました。

 もっと困ったのはインターホン。

 回路が短絡しているのか、接続を間違えたのか、誰かが玄関でインターホンを押すと、少なくとも10軒ぐらいの部屋で一斉にブザーがなります。なぜ10軒ぐらいかとわかるかというと、一斉にブザーを鳴らされた部屋の人が、インターホンに出て応対し、会話が混線するから。

 このインターホンも何回も修理に来ているのに、ちっともよくならない。

 インターホンが一日何回もなると、確かにイライラしていまいます。

 しかしなぜだろう?

 しっかりと修理さえすれば、こんな煩わしい問題は発生しないのに、いつもほったらかしになってしまうのは、上海でよくあること。

 メンテナンスをしないからつぶれるのもはやい。

 仕方がないと思うしかないのか。。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類