最近地下鉄で通勤していると、よく見かける光景があります。それは、携帯電話やMP3プレーヤーやポータブルゲーム機などをいじくる若者。
これ自体は今や別に不思議ではありません。
さすが上海と思ったのは、これら端末をイヤホンなしで楽しむ人たち。
世紀公園を散歩していても、ラジオにイヤホンをささないで散歩している人をとく見かけますが、地下鉄の車内でもこの調子です。
都会の事情がわからない民工さんだったら仕方がないか、とも思われますが、如何にもサラリーマンやOLと思われるような人も同じようにイヤホンなしで音楽を楽しんでいます。
静かなクラシックならともかく、聞こえてくるのは安っぽい(失礼!)音楽。
しかも朝の緊張した車内で。これが車内に2人、3人といたらもう雑音です。
でも、周りの人は注意しないので、慣れっこになっているのでしょうか。
日本ではウオークマンの音漏れが原因で喧嘩になったりしましたが、上海の地下鉄車内で悠然と音楽を聴く人たちもまたたくましい。
ところで、朝の通勤ラッシュの静けさに、時々聞こえてくる着メロで使われているドラえもんの
「チャラチャラ。。。。フニュウ〜フニュ〜フニュ〜」
のメロディーもかなりがくんときてしまいます。
総じて、中国の人たちは雑音にはかなりの抵抗力があるように思われます。というか、逆に静けさが苦手なような感じも。
ワイワイ・ガヤガヤを好む国民性なのかもしれません。
厄介な患者と医師の関係
『新民晩報』が中国の医療現場の中で、とくに敏感な患者と医師の関係について、医師を対象としたアンケート結果を紹介しています。私もかなり衝撃をうけてしまったので、ちょっとここにまとめてみると。。。
今回のアンケート調査の対象となったのは、25歳〜45歳までの現役で働く中国の医師4353人。さて、このうち60%が同僚や自分自身が患者から暴力を受けたことがあると答えています。
こんなことを書いている私ですら見たことがあるのですから、患者の医者への暴力は、中国ではかなり頻発していることがわかります。最近の日本の医療業界でもそういう傾向があることも聞きました。
また、40%の医師が、仕事のストレスが重すぎると答えていて、プレッシャーに耐えられないとまで回答していました。その最大の理由は、やはり患者と医師との関係。
そして、こうした悩みが日常的になり、日常生活のうちで、「不愉快に思うことが多い」と答える医師が全体の約6割にまで達していました。
こうした精神的プレッシャーが、健康状態にも影響を与え、63%の医師が自分の健康状態が思わしくないと答えています。
確かに、患者の病気を治療するというのが最大の喜びである医師が多い中で、やはり患者との信頼関係を如何に確立させていくのか、というのは中国ではとくに大変です。
私も病院にいてても、患者とのなんらかのトラブルを目にしない日は殆どないのが現実なのです。
たしかに、病院側にも問題があるかとおもわれますが、やはり患者サイドにも考え方の大きな起伏があり、医療がサービス業である以上、100%満足してもらうのには難しい現実があります。
ちなみにこのアンケートでは、25歳〜45歳の医師の所得は、1000元〜3000元(1万6千円〜4万8千円)というのが全体の6割を占めています。これもどうにかしてほしいところ。
今回のアンケート調査の対象となったのは、25歳〜45歳までの現役で働く中国の医師4353人。さて、このうち60%が同僚や自分自身が患者から暴力を受けたことがあると答えています。
こんなことを書いている私ですら見たことがあるのですから、患者の医者への暴力は、中国ではかなり頻発していることがわかります。最近の日本の医療業界でもそういう傾向があることも聞きました。
また、40%の医師が、仕事のストレスが重すぎると答えていて、プレッシャーに耐えられないとまで回答していました。その最大の理由は、やはり患者と医師との関係。
そして、こうした悩みが日常的になり、日常生活のうちで、「不愉快に思うことが多い」と答える医師が全体の約6割にまで達していました。
こうした精神的プレッシャーが、健康状態にも影響を与え、63%の医師が自分の健康状態が思わしくないと答えています。
確かに、患者の病気を治療するというのが最大の喜びである医師が多い中で、やはり患者との信頼関係を如何に確立させていくのか、というのは中国ではとくに大変です。
私も病院にいてても、患者とのなんらかのトラブルを目にしない日は殆どないのが現実なのです。
たしかに、病院側にも問題があるかとおもわれますが、やはり患者サイドにも考え方の大きな起伏があり、医療がサービス業である以上、100%満足してもらうのには難しい現実があります。
ちなみにこのアンケートでは、25歳〜45歳の医師の所得は、1000元〜3000元(1万6千円〜4万8千円)というのが全体の6割を占めています。これもどうにかしてほしいところ。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類