2008年03月06日

中国の生薬エキス剤

 来週からラットの実験で使おうと思っている生薬エキス剤を試験的に買ってきて溶かしてみました。

 日本ではツムラなどがエキス剤を販売していますが、中国ではまだ本格的に普及していません。その原因は、エキス剤が中国の医療保険扱いされていないから。でも、私費でよければエキス剤は中国でも処方されますし、購入できます。

 ただ、中国人の場合は、高いお金を払ってエキス剤を使うぐらいだったら、むしろ自分で生薬を煎じたらいいということなのです。

 エキス剤と生薬との間には換算表があって、例えば生黄耆だったら、生薬10グラムがエキス剤の1.5グラムに相当します。有効成分を抽出してつくるエキス剤が、果たして本当の生薬と同じ効能があるか、というのにはかなり議論があります。

 私もどちらかというと半信半疑ですが、でもお湯に溶かして服用できるエキス剤は、これら中医学の発展には欠かせないと思っています。例えばお年寄りなどが薬を煎じるのも、長時間煮詰めないといけないので、火を消すのを忘れたら、それこそ危険です。

中国コーヒー、生薬の独特の色と香りがエキス剤でも漂ってきます


 何より、エキス剤がすごいのは、水に非常にとけやすいという点。生薬を煎じるときは、これがなかなかうまくいかないことがよくあります。前回の実験でも、溶かすのに非常に苦労しました。

 さて、ラットにこれを使って私の希望する結果が出てくるか、すこし楽しみです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

親しき仲にも礼儀なし、ではないと思うけど

 中国人と結婚すると、当然中国人の親戚が増えるわけですが、いろいろ習慣が違うことは言うまでもありません。

 その中で、特にいろいろ言われるのが「謝謝!」の使い方です。

 日本人的感覚だと、父親や母親、妹や弟など家族の誰かに何かをしてもらったりすると、当然の如く「ありがとう」を使いますが、中国ではこれがそうでもないようです。もちろん、形式的な場面ではよく耳にしますが、日常生活ではあまり出てこない。

 例えば、うちの場合、妻とか近い親戚に何かをしてもらって「謝謝!」をいうと、かなり変な顔をされます。妻は最近慣れてきましたが、親戚なんかに「謝謝!」をつかうと、「謝謝!」をそう使うものではないと言われます。

 すなわち、感謝する、感謝される、というのは一種の他人行儀的なモノであり、その言葉を使うことが、まだ同化していない証拠だというのです。妻とつきあい始めたころも、「謝謝!」をいうと相手にされなかったこともあります。
 「親しき仲にも礼儀あり」というのは日本ではごく当たり前ですが、意外と中国ではそうでないことが多いようにも感じます。

 でも、相手がそのペースでやってくるのなら、こちらもかなり気が楽です。

 それが中国的人間関係の特徴なのでしょうが、中国で生活するに当たって、日本人的感覚で、遠慮ばかりしていると逆に嫌われるということも知っておかなくてはなりません。

 でも、私はタクシーを降りるときも「謝謝!」を言うようにしています。ちょっとしたことだけど、それのほうが気持ちいいですからね。

 個人的には、「親しき仲にも礼儀あり」というのはいいことだと思います。「礼儀」ということは、言い換えると自分のテリトリーに他人が入って欲しくないという考えがその基礎にあるのではないでしょうか?
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類