2008年03月11日

密告して稼ぐ人たち

 ここ数日、上海のニュースを賑わしている事件に、白タクを摘発するのに協力して、33歳の女性が白タクの運転手に刺されて亡くなるというのがありました。

 この女性は、もともと理髪店を経営していたようですが、商売がうまく行かず、こうした白タク摘発で日銭を稼いでいたそうです。

 摘発の協力方法というのがまたすごくて、客になりすまして白タクに乗り、そのまま取締官が潜伏しているところまで行って取り締まるというもの。1回成功したら200元の報酬がもらえます。また摘発されると白タク運転手は1万元の罰金。
 どちらもかなり決死の攻防となるのは分かります。

 この事件で興味深いのは、刺した運転手も刺された女性も上海人ではなく、運転手は安徽省から、女性は湖南省から上海にやってきて、お金稼ぎをしている点。さらに、2人とも仕事が順調ではなく、借金を抱えながら上海生活を送っていたという点。そして、年齢も男性が22歳、女性が33歳をまだまだ若い。

 上海市では一攫千金を夢見て多くの人たちが中国各地、いや世界各国からやってくるけど、生存していくのは難しいというのはどこでも同じです。

 確かに、上海ではチャンスが多そうに見えるけど。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類