2008年03月13日

上海で検尿が始まる!

 これはすごいことです。というか、やっと実現したという感じですね。

 私たちも小さい頃、学校で検尿や検便があって、幼心にもいやだな〜と思ったことは皆さんもあるかと思いますが、こんな立派な制度がある日本はさすがです。その歴史も結構古く、昭和48年からありますから、かれこれ35年ほどの歴史があります。

 今日3月13日は世界腎臓の日です。上海でも腎臓病の専門家たちが病院のロビーなどで健康相談を行っていました。私も腎臓病の生薬治療の研究してきたこともあり、こうした取り組みには非常に関心があります。

 復旦大学附属児科医院にも週に何回か通っていますが、ここには中国全国から難病の子供たちがやってきます。その中で、腎臓病を患った子供たちも少なくありません。

 中国では、未だに十分な尿検査ができていません。この上海でも然りです。少しでも早く尿検査をして、血尿やタンパクの異常が把握できたら、もっと早く治療ができたという子供たちにたくさん出会います。

 そして、ついに上海市の中学生10万人に対して、尿検査が無料で行われることになりました。これは腎臓病の早期発見に非常に画期的なことです。腎臓病は、完全な治癒が難しい病気ともいわれますが、早期に介入できれば、回復することも不可能ではありません。

 皆さんも、尿に泡が出ていたり、尿の色が褐色だったりしていつもと違うなと思った場合は、尿検査を受けてみてください。上海だったら、検査1回10元ほどです。できたら、朝一番の尿を保存しておいて、病院で検査してもらうのがいいです。

 腎臓病の初期は殆ど症状がありません。だからこそ余計に怖いのですが、とにかく早く手を打つにこしたことはありません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

春は伝染病に注意を

 今朝のニュースで、香港の小学校・幼稚園でインフルエンザが流行し、2週間で3人の児童が亡くなっているのですが、春というのは昔から伝染病に気をつけないといけない時期でもあります。2003年のSARSの時もそうでした。

 香港では、生徒に対してマスクの装着を義務づけて、感染予防に力を入れていますが、ついに小学校・幼稚園で3月13日〜28日まで2週間の学校閉鎖となってしまいました。大陸に比べて衛生状態がはるかにいい香港なのに、毎回こうした騒ぎになるのは私も非常に不思議です。

 さらに厄介なのは鳥インフルエンザに警戒しなければならない時期でもあり、広州呼吸疾病研究所の鐘南山教授も、すでに鳥インフルエンザの変異型ウイルスが出てもおかしくない状態なので、厳重に警戒するように呼びかけています。広州・深センエリアでもインフルエンザがピークになりつつあります。

 上海でも、各学校で児童・生徒の朝の検温を再開させることになりました。今のところインフルエンザの流行にまで至っていませんが、地下鉄などを乗ってみても咳をする人が明らかに増えています。

 ちなみに、インフルエンザではないですが、うちの師匠も昨日下痢と嘔吐で倒れてしまい、休診なさいました。かれこれ6年近く師匠と一緒に外来に出ていますが、病気になられたのは初めて。旦那さんからうつされたようです。

 春は暖かくなって、感染症が増える時期です。もちろん、食中毒なども要注意となります。
 日頃からしっかりと睡眠をとって、バランスよく食べ物を食べて、無理をしないようにすることが大切です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類