2008年03月15日

立ち退きが決まる

 妻の実家が工業開発の関係で、立ち退きが決まりました。といっても、とっくの昔に決まっていて、いよいよ実行されるということになりました。

 妻の両親は、今はマンション暮らししていますが、解放前は地元でもちょっと有名な名士で、村に道路を引くのに役人に口をきいてあげたりすることができる立場でした。現にこの道路は今も残っていて、いま車がびゅんびゅん走っています。

 妻も小さい頃は、この上海閔行区の片田舎で育ったのですが、ここがついに工業開発により立ち退きとなるのです。村が完全に壊される前に一目見に行こうと、訪問してきました。

 建物は、太平天国の乱で焼け落ちて、再建された築100年ほどの家と、築30年ほどの母屋、そして台所からなります。今はその面影は有りませんが、当時庭には果樹が植えられ、四季折々の花が咲いていました。

 その後、立ち退きの関係で、村の人たちは出て行き、今や出稼ぎ労働者たちのすみかに成り果ててしまいましたが、妻曰く、その当時は非常に住みやすい農村だったそうです。

 実は、義母からなにか使えるモノがあったら持って帰っていいよ、と言われていて、前々から欲しかった農家でよく使っている食卓テーブル「八仙卓」などの家具、紹興酒を入れるのに使う壺などをキープしておきました。この「八仙卓」、中国人の伝統的な家庭には欠かせないテーブルで、私もいい物がずっと欲しかったのです。

 なんせ100年以上使われているもので、修理するとまだ十分に輝きを取り戻します。中国の場合、こうした木工で、古いモノは風格があり、丈夫に作られていて、捨てられてしまうのはもったいない。だけど、残念ながら農民たちは価値が分からず、捨てようとするのだから、いたたまれません。

 立ち退きはもうはじまっていて、一部の農家は破壊されていました。

 立派な木も実家の庭に植えられていたのですが、買い取り価格は1本たった20元。それだったら、売るのはばからしいから、次に内装するマンションのために、製材して保管しておくことにしました。 

 来週にいよいよ立ち退きの説明会が始まることになります。

 果たしてどういう結末になるのか、私も興味津々です。

 しかし、立ち退きにならなければ、立派な土地付きの一戸建てになるのに、残念な限りです。

20年ぐらい前、この池も泳げるほど澄んでいたそうです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

結婚記念日

 3月14日は私たちの結婚記念日。なんとか無事1周年を迎えることができました。

 といっても、妻と知り合ってかれこれ10年近くになるので、もうかなり長い間一緒にいるような錯覚に陥ってしまいます。

 私たちは日中カップルですが、そういった感覚というのは役所に行くとき以外はまったくありません。言葉も不自由ないというのもあるとおもいますが、なにより双方の両親からも反対はなかったし、そういった意味で、非常に無理なく1年間過ごしてこられたことはラッキーだったと思います。

 私も上海に十数年いるので、私自身の上海人の社会も形成しているから、切り込みやすかったのだと思っています。ただ、妻は妊娠してしまった関係でまだ日本に行けていないので、妻に日本に行ってもらって、日本を知ってもらうことが次の目標です。
 でも私たち自身はまだしばらく上海に根を下ろすつもりです。私は今後日本との往復が増えそうな気配ですが。。。

 国際結婚をするにあたっては、まず必ずどちらかの国に長期間(数年のスパン)で住んでみることは大切だと思います。それが難しいのなら、まず言葉を十分に勉強すること。
 結婚というのは、もちろん相手と結婚することですが、その家族とも結婚することなのです。このことを、国際結婚の場合は絶対に忘れないでください。

 次の一年も無病息災で過ごせますように。

 それ以外、私の願望はありません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類