2008年04月30日

新しいペット

 ああ、また買っちゃいました。

 今年の夏はザリガニを飼おうと思って、市場に直行すると、いました、いました。

 食用のアメリカザリガニは、市場では500グラム8元也。
 折しも、暖かくなってきて、ザリガニを食べるシーズンになってきました。

 もちろん、500グラムもザリガニを飼育できないので、1匹を2角で購入。

 日本だったら、小川などでザリガニを捕獲できるのですが、上海ではなぜかなかなか見つけられず、世紀公園の湖でも捕獲できませんでした。

 小学生のとき、ザリガニ釣りで腕を鳴らしたのですが、ザリガニがいなかったら仕方がない。でも、世紀公園の湖でも上海蟹はしっかりといました。湖底を悠々と歩いている姿を何度も目撃しています。

 
 

 さて、水草と流木を入れ替えようと思って、近くの水槽・飼育用品を売っている店へ。

 こうした店は、昔は市内にたくさんあったのですが、今ではすっかり取り壊しとなり、いまは空前の灯火となっています。

 

 そんな中、私がよく行くのが浦建路と楊高路の角にある双季花芸です。

 その大部分は園芸用品なのですが、一角に釣具屋やは虫類屋、熱帯魚に金魚なども売られていて、しかも室内なので比較的清潔で便利。

 ザリガニ一匹のために、流木やら水草やら贅沢かもしれませんが、でも水槽のなかのザリガニをみると、なんか心が和みます。

 

 

 ところで、鳥インフルエンザ騒ぎで、鳥を売っているペット屋さんが上海市中心部からほとんど姿を消しましたね。これも、昔市内に結構あって、見に行くのが楽しみだったのですが。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2008年04月29日

鉄道事故

 中国でも鉄道事故といえば、私の脳裏に真っ先に浮かぶのはやはり上海近郊で発生した高知学芸高校の列車事故です。その当時、まだ私は少年だったのですが、日本人が中国で巻き込まれた事故として、ニュースを鮮明に覚えています。

 中国の場合、非常に複雑なダイヤ構成をしているにもかかわらず、鉄道は比較的安全だという印象が私のなかにありました。なんといっても、一本の線路の上に、新幹線CRHの超特急が走るほか、機関車にひかれる長大特急列車、そして緑色の各停列車、さらに貨物列車も走るという、日本人だったら通常考えられないほどバラエティーに富んだ車輌が走っています。

 しかも、年々スピードアップのペースが非常にはやい。確かに、日本と違って大陸なので線形もよく、飛ばすことは難しくないでしょうが、信号システムなどをどのように解決しているのか、鉄道フアンの私には非常に関心を持っています。中国では今や寝台特急列車も時速160キロで飛ばす時代なのです。

 そんなバラ色に見えた中国の鉄道で、今回死者70人を出す大事故が発生しました。鉄道をよく利用する私にとってはかなりショックです。

 さらに、その原因が明らかになり、速度超過という人為的な問題という見解が出されています。事故の発生した区間は、膠済線の中でも曲線区間が多いエリアで、そこに猛スピードで列車が突っ込んでいったと考えられています。

 夜明け間近、人々が寝静まった寝台特急列車車が、突如地獄となってしまったのです。

 先に脱線したT195次列車は、北京と青島の大都市を結ぶ列車であり、Tではじまる「特快」といわれるランクのかなり上の列車です。決して田舎快速列車ではありません。実際、我々もよく利用するクラスの列車です。

 いったいそのとき、運転台でなにがあったのか、まだ報道では公表されていません。しかし、鉄道局のトップが解任されているところからも、かなり初歩的なミスだったのかもしれません。

 私が、中国にいて、いつも気になっているのは、中国人の中に、途中の過程はどうであれ、事故さえ起らなければ大丈夫だ的な発想で行動している人が多いように思うのです。バスなど交通機関でもそうです。かなりボロボロになった車輌でも運用されているし、運転手が客とぺちゃくちゃ話したり、携帯電話で話しても、そして何時間も休憩なしでぶっ飛ばしても「没関係」で済ましてしまう。

 確かに、端からみれば「たくましい」とか「武勇談的」に写るかもしれないけど、そのために発生するリスクというのは、真剣に考えられているのか心配になります。

 例えば、上海のタクシーでもかなりボロボロになったサンタナで、ぶっ飛ばす人がいますが、これもひょっとしたらその瞬間に分解してしまうようなこともあるかもしれない。

 中国で鉄道に乗っていても、ときどき機関車の様子が客車から見えるのだけど、業務中の運転手が椅子に座って、足を窓にかけてすごい格好でくつろいでいるのを見かけますが、こんな仕事の仕方で大丈夫なのだろうか?人命を預かっている意識があるのか?と不安になることもあります。

 もちろん、日本のように確認点呼をやりながら運転していても、事故は発生するのでしょうが、この大陸的大らかさ、悪く言えばルーズさが今でもこの国には充満しているように思います。

 そして、そうした安全を司る人たちの給料が、我々が想像するよりもずっと安く、それが精神的な安定感に影響を及ぼしかねない状態であることも、付け加えておきます。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2008年04月28日

浦東金橋もきれいになったものだ

 妻を連れて産婦人科に。ちょうど4ヶ月目になるのに検診にいってきました。

 私たちのかかりつけの産婦人科は浦東新区の区立病院ですが、なんといっても家から自転車で15分程度いける距離が嬉しい。

 空前のベビーブームで外来はすごい人でしたが、うちは家から近いので朝に札をとっておいて、午後に診察してもらうようにしています。

 いまのところ順調のようで、胎児の心臓の鼓動も聞くことができました。

 先日、あるセレブの上海人の患者さんがうちの病院に来られたのですが、話を聞くと、とにかく出産にはお金をかけて最高のものをしたいということでした。私は、「へ〜」と感心していたのですが、外来はすべて特別外来しかダメで1回500元、入院ベッドはスイートルーム予約済みで1泊9000元。5星ホテルの設備があるそうです。

 そういえば、欧米人の友人からも上海での出産は全部で7万元ぐらいかかった(100万円相当)と聞きましたから、これぐらいの値段も相場なのでしょうね。上海での出産はお金がかかりますよ!

 一生に1回のことだから、しっかりとお金をかけたいと、その上海人の妊婦さんは言っていました。

区立病院とはいえ、立派な浦東婦幼保健医院


 私はこの病院に行くまでの道のりが好きです。金橋エリアを自転車で通り抜けるのですが、このエリアもいまやしっかりと成熟し、落ち着きのある町並みを形成しています。

 いいのは上海によくあるような高層マンション街ではなく、一戸建ての高級住宅街が続き、街路樹も美しく、ここが上海であるこを忘れさせてくれます。

 イギリス風、地中海風などヨーロッパの雰囲気が漂い、さらに街を歩いている人も西洋人が非常に多い。

 いまや何億円とするようなこのあたりの一戸建てですが、私が聯洋にマンションを買った当時はまだ数千万円程度であったように記憶しています。

 錦繍路も整備され、金橋も見違えるように立派になりました。
 しかし、こういう上海の一戸建ては仮に自前でも管理費が高いのですよね。。。

 

緑いっぱいの歩道は自転車も走れます
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類