上海では救急車のたらい回しはまずないのですが、患者が入りたい病院に入れないということはよくあります。
もちろん、日本と一緒でお金とコネさえあればどうにかなるのですが、問題は一般庶民がいわゆる3級病院と呼ばれる総合病院に入院するのは上海でもなかなか難しい。
先日も、私の妻方の親戚が、ある病院に入院したいのだけど拒否された、と電話がかかってきて、仕方がなくこの病院に勤めている私の大学時代の同級生をつうじて、何とか入れてもらえたということもありました。そこまでしないと、病院側も何らか理由をつけて患者を拒否してくるのです。
確かに上海では患者の数はもう溢れるぐらいいて、病院側も患者を暗黙のうちに選別していると言われても仕方がない。
一方で、これも私の妻の親戚ですが、北京の中央政府で幹部をしていて、いまは退職して自宅で過ごしているのですが、病院などに入院するのも極めてスムーズ。公的医療保険も特別なものが準備されているし、外来も一般外来とは別扱い。
こういったときに金と権力がもの言うわけで、中国人の大学生の間にも公務員になりたいという人が多いのも十分に理解できます。
ちなみに、外国人の場合は、外国人を扱う病院ならローカル病院でも外国人料金が設定されているので、極めてスムーズに受け入れてもらえると思います。
やっぱり日頃から健康に気をつけないとだめです。病気にならないことが一番!
2008年04月22日
あまりにもあからさまなLOTUS
うちの近所にはカルフールとLOTUS(ロータス)が隣接しています。カルフールのほうが早く進出しているのですが、ロータスはそこから500メートル以内のところにあり、郵便ポストには両方から宣伝が入ります。
ただ、非常に不気味なのは、ロータスのほうは、普通は中国人は知らないはずの私の日本名で郵便物を送りつけてくるので、これもまた誰かが情報を漏らしているのでしょう。まったく、普段は中国名の偽名を使っていても、ぜんぜん役にたたない。ただ、中国名で来る場合は、致し方がないと思うのですが。。。
それはさておき、今日ロータスから届いた宣伝の表紙は、いきなり「加油!中国」ときた。
いまカルフールがいろいろと揺れる中、その対向意識をあからさまにした行為で、思わず笑ってしまいました。
中国で商売をしていくうえで、この「愛国」の精神が非常に大切なのでしょうが、時期が時期だけに、あまりにも計算され尽くした宣伝に、ちょっと興味深いです。
ちなみに、ロータスはタイ資本のスーパー。値段はカルフールより安めに設定されていて、どちらかというと大衆向けのような印象もかつてはあったのですが、いまはどっちも大衆化してしまい、あまりかわりません。
ただ、値段は明らかにカルフールより安いです。
ただ、非常に不気味なのは、ロータスのほうは、普通は中国人は知らないはずの私の日本名で郵便物を送りつけてくるので、これもまた誰かが情報を漏らしているのでしょう。まったく、普段は中国名の偽名を使っていても、ぜんぜん役にたたない。ただ、中国名で来る場合は、致し方がないと思うのですが。。。
それはさておき、今日ロータスから届いた宣伝の表紙は、いきなり「加油!中国」ときた。
いまカルフールがいろいろと揺れる中、その対向意識をあからさまにした行為で、思わず笑ってしまいました。
中国で商売をしていくうえで、この「愛国」の精神が非常に大切なのでしょうが、時期が時期だけに、あまりにも計算され尽くした宣伝に、ちょっと興味深いです。
ちなみに、ロータスはタイ資本のスーパー。値段はカルフールより安めに設定されていて、どちらかというと大衆向けのような印象もかつてはあったのですが、いまはどっちも大衆化してしまい、あまりかわりません。
ただ、値段は明らかにカルフールより安いです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2008年04月21日
食器洗いも外注
原稿は相変わらず1万5千字程度書いてストップ。全然筆が進まず、中国語の文才のなさを痛感。
そして、ムヤムヤしていると頭の中にはなにか美味しいものを食べたくなる欲求に駆られ、妻に誘われるまま「水煮魚」を食べに出かけました。
最近、上海の四川料理には外れが多く、ちょっとがっかり。先日いった浦東新区の「巴国布衣」もあのお面の踊りは健在だったけど、味が確実に落ちていて、すごく残念でした。(そのことを経理に告げると、おみやげまでもらってしまったのですが。。。)
四川料理はやはり舌に痺れる「麻」がないと食べた気分がしないのです。それが、最近の上海の四川料理は単に「辛い」だけのが多いように思えるのです。ひょっとして物価高に吊られて「花椒」が値上がりしたからか。
さて、今まで店の前を毎日のように歩いているに、一回も入ったことがなかったのが親指広場の中にある「西蜀風情」という四川料理屋。火鍋屋とばかり思っていたら、実は四川料理のメニューもあり、さっそく行ってみました。
値段は、結構高めで、上海では中より上のランクに属するでしょう。しかし、お昼にはセットメニューもあり、私たちが注文したのは「水煮魚」のある56元のセット。
いや、これがなかなかよかった。私が四川料理に求めている「麻」がしっかりとあり、さらに「花椒」も目に見えるほどばっちりと入っていました。これだけで、まず合格点としましょう。
この56元セットはなかなかお得で、野菜1品、肉2品、スープ1品+ご飯という組み合わせ。最近、上海でもセットものが増えてきて、少人数でも食事が楽しめるようになり、嬉しい限りです。
水煮魚
ところで、このレストランで発見したのですが、ここはすべてお皿洗いは外注しているようで、お皿だけ別に1.5元の値段が付いていました。
業者で洗われたお皿は、ビニールでパックされ、客が使うときに中から出されます。お皿が不潔な店が多いなか、なかなか清潔感があってよろしい。
そもそも、テーブルに並べられているお皿のなかに、水が貯まっているとそれだけで食欲が落ちるし、食中毒の危険性も高まりますからね。
私も日本の外食産業向け雑誌に連載を書いていますが、最近も上海市では試験的にお皿を外注して洗わせる制度を始めるという話を聞きましたが、もうここまで普及しているとはすこしびっくりしました。蘭州ではすでに実現していて、ラーメンどんぶりはすべて外注業者が取りに来て洗っているということはここでも紹介しました。
ただ、お皿洗い代となる1.5元を別に払うのが少しけちくさいというか。
この程度の客単価の店(1人50元以上)だったら、料理の料金の中に入れてしまったらいいのに、と思いました。
このワンセットが1.5元らしい、ということはお皿を持ち込むと無料?
【データ】西蜀風情
住所:浦東新区芳甸路199弄40号
電話:021-50338813
〜〜ああ、日本語で文章を書くのはラクだ。。。。〜〜〜
そして、ムヤムヤしていると頭の中にはなにか美味しいものを食べたくなる欲求に駆られ、妻に誘われるまま「水煮魚」を食べに出かけました。
最近、上海の四川料理には外れが多く、ちょっとがっかり。先日いった浦東新区の「巴国布衣」もあのお面の踊りは健在だったけど、味が確実に落ちていて、すごく残念でした。(そのことを経理に告げると、おみやげまでもらってしまったのですが。。。)
四川料理はやはり舌に痺れる「麻」がないと食べた気分がしないのです。それが、最近の上海の四川料理は単に「辛い」だけのが多いように思えるのです。ひょっとして物価高に吊られて「花椒」が値上がりしたからか。
さて、今まで店の前を毎日のように歩いているに、一回も入ったことがなかったのが親指広場の中にある「西蜀風情」という四川料理屋。火鍋屋とばかり思っていたら、実は四川料理のメニューもあり、さっそく行ってみました。
値段は、結構高めで、上海では中より上のランクに属するでしょう。しかし、お昼にはセットメニューもあり、私たちが注文したのは「水煮魚」のある56元のセット。
いや、これがなかなかよかった。私が四川料理に求めている「麻」がしっかりとあり、さらに「花椒」も目に見えるほどばっちりと入っていました。これだけで、まず合格点としましょう。
この56元セットはなかなかお得で、野菜1品、肉2品、スープ1品+ご飯という組み合わせ。最近、上海でもセットものが増えてきて、少人数でも食事が楽しめるようになり、嬉しい限りです。
ところで、このレストランで発見したのですが、ここはすべてお皿洗いは外注しているようで、お皿だけ別に1.5元の値段が付いていました。
業者で洗われたお皿は、ビニールでパックされ、客が使うときに中から出されます。お皿が不潔な店が多いなか、なかなか清潔感があってよろしい。
そもそも、テーブルに並べられているお皿のなかに、水が貯まっているとそれだけで食欲が落ちるし、食中毒の危険性も高まりますからね。
私も日本の外食産業向け雑誌に連載を書いていますが、最近も上海市では試験的にお皿を外注して洗わせる制度を始めるという話を聞きましたが、もうここまで普及しているとはすこしびっくりしました。蘭州ではすでに実現していて、ラーメンどんぶりはすべて外注業者が取りに来て洗っているということはここでも紹介しました。
ただ、お皿洗い代となる1.5元を別に払うのが少しけちくさいというか。
この程度の客単価の店(1人50元以上)だったら、料理の料金の中に入れてしまったらいいのに、と思いました。
【データ】西蜀風情
住所:浦東新区芳甸路199弄40号
電話:021-50338813
〜〜ああ、日本語で文章を書くのはラクだ。。。。〜〜〜
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類