2008年04月06日

これも一種の日本たたき?

 家電の本格的なリーコール制度のない中国では、相変わらず家電製品に対するトラブルが頻繁に発生しています。最近、海外のメーカーの製品も価格競争からどんどん価格も安くなってきて、中国メーカーと熾烈な争いをしているのはご存じの通りです。

 そんな中、最近、海外ブランドの製品でのトラブルが増えているというです。

 中国国務院によると、消費者からのトラブルに対して、円満に解決できるのは海信・TCL・長虹・康佳など中国のメーカーで、消費者からの信用評価ではシャープやサンヨー、ソニー、パナソニックはそれに及ばないという評価を大きくメディアをつかって紹介していました。
 テレビの分野で、とくに信用が低いのがシャープやLGなのだそうです。

 

 問題あるたびに、メディアに取りあげられるのが日本や韓国のメーカーであるというのは今までもよくありました。

 今回の報道では、シャープの液晶テレビを修理に出したら、日本製の液晶が台湾製に換えられていたとか、ソニーのテレビを修理に出したら、新しい部品を使わず、古い部品で修理をしたなどなど、そうしたエピソードが紹介されていました。

 その結果、中国消費者センターの調査で、海外ブランドのテレビを買った消費者の73%以上が後悔しているとまで書いています。
 さらに、こうした海外大手企業が、法律が未整備な中国の事情を逆手にとって、自国のものと違った不完全なものを中国で売っているのではないか、という疑惑まで出しています。

 つまり、昔ほど中国で売られている海外ブランドの品質は信用できないというのです。

 ただ、実際に中国で生活している私たちにとって、電気製品を買うとなると、どうしても日本メーカーのものになってしまう傾向があります。

 やはり使い慣れているのと、安心して使えるという暗黙の了解があるからだと思うのですが、実際に私がケチして買ってしまった長虹のエアコンは、かれこれ数回故障して、今年の冬も暖房が使えなかったし、そのほか中国系・台湾系メーカーのものを買って、苦い思いをさせられたことは、このブログにも紹介しました。

 一方で、自宅で使っている日系メーカーの電子レンジ、洗濯機、テレビなどの大型家電はいずれも故障なしで稼働してくれています。

 実際に生活して、自分で買うとなると日系メーカーのありがたさが実感できるのですが、自国の産業を育成したい中国にとっては、海外メーカーに高いハードルを課したくなるのも分からないでもありません。

 排他的な土壌のもとで海外メーカーが中国で発展していく難しさを感じさせられます。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類