2008年04月09日

両親は前か後ろか

 4月に入って、先週末と今週末2週連続で大学の同級生(中国人)の結婚式が入っているのですが、日本で従兄弟の結婚式に出たばっかりだけに、改めて中国の結婚式を検証。その中で、また大きな違いを発見しました。

 それは、結婚式披露宴会場で、親族の座る位置です。特に、新郎新婦の両親が座る位置の違いに興味を持ちました。

 一般的に、日本の場合は新郎新婦の両親が座る位置は会場の一番後ろ。すなわち、新郎新婦が座るテーブルから一番遠くで、逆に会社の上司や友人たちが前の方に座ることが多いようです。

 ところが、中国では全く逆。親や親しい親戚は前の方に座ることが多いです。

 私たちの行った結婚式のように、会場が小さければ、親が前にいるか、後ろにいるかは気になりませんでしたが、大きな会場だとあまりにも違いが歴然です。

この席からは新郎・新婦が見えない。。。。


 個人的には、日本式よりも中国式のほうがいいのではと思います。やはり、一番関係の深い両親を前に座ってもらう方が、自然のような感じがするのですが、日本ではこういう考え方はあまり通用しないようです。

 親が後ろに座るということは、来賓を大切にし、日本が美徳とする謙虚な姿勢が現れているように思いますが、中国やさらに欧米ではやはり両親は前に座ることが多いようです。

 今回の結婚式は、新郎が四川人で上海の病院に勤める医師で私の同級生、新婦が上海人という組み合わせでした。6年間つきあってきてのゴールイン。恋愛中も一度も喧嘩したことがないという仲のよいカップルでした。

 新郎は実家が貧しく、大学に入る前に学費を稼ぐためにアルバイトし、見事大学に合格、そして今は上海市の大学付属病院で医師として働いています。そのため、他の学生よりは数歳年上なのですが、非常に面倒見がよく、人気者でした。

  さてさて、次の結婚式は、新郎がベジタリアンでイギリス人、新婦が上海人という組み合わせ。
 ひさしぶりの国際結婚の結婚式ですが、はたしてどういう式になるか、楽しみにしています。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類