そして、ムヤムヤしていると頭の中にはなにか美味しいものを食べたくなる欲求に駆られ、妻に誘われるまま「水煮魚」を食べに出かけました。
最近、上海の四川料理には外れが多く、ちょっとがっかり。先日いった浦東新区の「巴国布衣」もあのお面の踊りは健在だったけど、味が確実に落ちていて、すごく残念でした。(そのことを経理に告げると、おみやげまでもらってしまったのですが。。。)
四川料理はやはり舌に痺れる「麻」がないと食べた気分がしないのです。それが、最近の上海の四川料理は単に「辛い」だけのが多いように思えるのです。ひょっとして物価高に吊られて「花椒」が値上がりしたからか。
さて、今まで店の前を毎日のように歩いているに、一回も入ったことがなかったのが親指広場の中にある「西蜀風情」という四川料理屋。火鍋屋とばかり思っていたら、実は四川料理のメニューもあり、さっそく行ってみました。
値段は、結構高めで、上海では中より上のランクに属するでしょう。しかし、お昼にはセットメニューもあり、私たちが注文したのは「水煮魚」のある56元のセット。
いや、これがなかなかよかった。私が四川料理に求めている「麻」がしっかりとあり、さらに「花椒」も目に見えるほどばっちりと入っていました。これだけで、まず合格点としましょう。
この56元セットはなかなかお得で、野菜1品、肉2品、スープ1品+ご飯という組み合わせ。最近、上海でもセットものが増えてきて、少人数でも食事が楽しめるようになり、嬉しい限りです。
ところで、このレストランで発見したのですが、ここはすべてお皿洗いは外注しているようで、お皿だけ別に1.5元の値段が付いていました。
業者で洗われたお皿は、ビニールでパックされ、客が使うときに中から出されます。お皿が不潔な店が多いなか、なかなか清潔感があってよろしい。
そもそも、テーブルに並べられているお皿のなかに、水が貯まっているとそれだけで食欲が落ちるし、食中毒の危険性も高まりますからね。
私も日本の外食産業向け雑誌に連載を書いていますが、最近も上海市では試験的にお皿を外注して洗わせる制度を始めるという話を聞きましたが、もうここまで普及しているとはすこしびっくりしました。蘭州ではすでに実現していて、ラーメンどんぶりはすべて外注業者が取りに来て洗っているということはここでも紹介しました。
ただ、お皿洗い代となる1.5元を別に払うのが少しけちくさいというか。
この程度の客単価の店(1人50元以上)だったら、料理の料金の中に入れてしまったらいいのに、と思いました。
【データ】西蜀風情
住所:浦東新区芳甸路199弄40号
電話:021-50338813
〜〜ああ、日本語で文章を書くのはラクだ。。。。〜〜〜