上海の空気は、確かにきれいになりました。
ホコリもかなり減ってきました。
でも、車の台数は驚くほど増えました。
そして、人々の食生活も大きく変わりました。特に、外食する人の増加、ジャンクフードの隆盛などこれは間違いなく大きな変化です。
上海市疾病予防コントロールセンターが6歳〜14歳の子供たちを7251人を対象とした調査で、上海の子供たちの喘息の発病率は5.92%で、全国一の割合になっていることを発表しています。
これは、6年前の発病率3.34%と比較すると大幅な増加。
さらに、大人の喫煙が上海でも一向に減少せず、最近では女性の喫煙も目立ってきています。喫煙者のいる家庭では、子供の喘息の発生率は3〜5倍に増加するとも言われています。
私がインターンをしていたころ(6年前)は、アトピーでくる患者さんは殆どいませんでした。ところが、今では子供の数が増えた関係もあるでしょうが、アトピー性皮膚炎を患っている子供をよく見かけます。
さらに、上海ではペットの飼育数の増加が、喘息と関係があるという専門家の意見もあります。
いずれにしろ、子供たちの生活環境も大きく変わってきている昨今の上海です。
2008年05月16日
上海市での子供の喘息の発病率は中国一
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類