2008年05月28日

ビワが美味しくなってきた

 今、ビワの季節です。

 市場にいっても、巷でも、どこかでビワの行商人を上海で見かけます。

 上海で売られているビワは小ぶりですが、ジューシーで甘さもたっぷり。
 サクランボ今が旬でも見かけますが、農薬が心配だし、やっぱり皮をむいて食べるビワのほうが安心のような感じがします。

 さらに、ヤマモモがいま旬です。赤い実で、ちょっと酸っぱいですが、食べだすとくせになる。実家の裏山に大きなヤマモモの木があるのですが、母がヤマモモ酒を造っていたのを思い出しました。中国では季節の果物として重宝されています。

 こうして季節の果物をふんだんに楽しむことができるのは上海生活の魅力の一つです。季節にも敏感になります。

 発表まであと1日。今日も1日お休みをいただいて、書斎で缶詰です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

復興時ほど危ない

 とりあえず、明日の発表準備は完了。決戦は木曜日午後です。

 かなり気合いの入ったプレゼンになりそうです。いや、私の意図したことが専門家に伝われば、それでよしです。
 中国人のパワーポイントは文字数が多いので、私はとにかく図表をいれてわかりやすくすることに力をいれました。

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 四川省の地震報道は相変わらず続いておりますが、やはり建物の脆弱さが大きな問題になってきています。私も中国の田舎によく行くので体験しましたが、田舎の住宅はそこらのおじさんが勝手に設計したレンガ積みだけの如何にも危なっかしい建物が多く、建築確認などどう考えてもしているように思えない。
 一方で、正規のプロセスを踏んで建築された建物は、被害が少なかったという報告も中国で出されはじめています。

 これからしばらくすると、四川省では建築物の復興需要が高まるわけですが、すでに今年にこれだけの大きな地震が発生したのだから、つぎはしばらく大地震は発生しないと楽観的な考えがチラホラしはじめていて、だったら欠陥住宅でも再建も急いでしまえ、というようなことになりかねないことを危惧していました。

 今後、四川省各地でも爆発的な住宅需要で、とても一つ一つ確認申請をするような余裕がなく、結局今回の地震が教訓とはならない可能性がある、というような論評も出ています。

 中国人的なその場しのぎ的発想が、ドタバタしているこの時期にこそ、生じやすくなるのかもしれません。なんせ、公然とこれからも欠陥建築が増えるだろうと予想しているのですから。。。

 ただ、日本の誰かの建築士みたいに、耐震偽装までして建物を建てるよりは、危険を前提にやってしまうほうがまだマシかも、という考え方もありますが、いずれにしろしっかりとしたものを建築して欲しいものです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類