午後、3番目に私の発表がありました。
小児ネフローゼで、私がこれまで研究してきた成果を、初めて専門家の前で発表。かなりドキドキしましたが、全部自分でやった研究なので、すべてアドリブでできるというのが嬉しい。
というか、私は論文発表のときに原稿を用意しても、その通り進んだ試しがないんです。今回は、英語と中国語を交ぜながらの発表。発表のあとの司会者のコメント。「語学はマスターレベル、表現力はドクターレベル、論文はポストドクターレベル」なんて冗談を言われると、かなり小恥ずかしい。
いずれにしろ、反応はまずまず。
北京の中日友好病院の教授から、「よかった」とほめられたときはホッとしました。学会から発表のお礼もいただいてしまって、ちょっと感動。
その後、バンクーバーで活躍する中医師の皆さんからたくさんの名刺をいただきました。
そこで気がついたのは、バンクーバーにいる華人(台湾・香港・シンガポール系)の多くが、日本とのつながりを持っている点。日本に留学したことがあるとか、片言でも日本語を操れるひとが少なくありません。
華僑たちの間では、暗黙のうちに日本−中国大陸−バンクーバーの構図があるのかもしれません。
今回の訪問で、また新しいネットワークが構築できそうで、ロッキーから帰ってくる10月3日にも、もう一度皆さんとお会いすることになりました。
Main Landにいる中国人とは、また違う「風」を彼らから感じることができました。
しかしですねえ。
バンクーバーでサービス業に携わっている華僑の皆さん、実にすがすがしくいいサービスをしております。しかも、北京語・広東語・英語などを巧みに使い分けて。
語学力がすごいと言うよりも、そこまでできてしまう生活環境にいるわけですよねえ。
「なんで上海がああなんだ〜」と強く思うのでした。
2008年09月30日
発表はとりあえず成功!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
セーリングを楽しむ
バンクーバーで弁護士をしているDavidとは、20年ぶりぐらいの再開でしょうか。お会いできて、私も嬉しかったです。
昔と雰囲気は変わっておられませんでした。
午前の会議をさっさと終えて、午後は娘さん2人と一緒に、The Royal Vancouver Yacht Clubへ行きました。いい天気なので、セーリングを使用と言うことになりました。
ビーチは人でいっぱい。この時期、例年だったらいい風も吹かず、気温も低いのでヨットはできないはずなのですが、この日は運良く快晴で絶好のヨット日和。
いい風がEnglish Bayに吹いています。
折しも、大学生らしきチームが、カヌーの競争をしていました。賑やかなこと。
沖には大型貨物船が浮かんでいて、そのそばまでヨットで行くことに。
波を乗り越えながら、前へ前へ進むのですが、これがすごく気持ちいい。
ビーチから見たバンクーバー
全く、風だけの力で、よくもこれだけ進むものだと感心。
ただ、波が容赦なく来るので、下半身はずぶ濡れになりました。でも、太陽がぽかぽかしているので、意外と寒くないのですよね。
夜は、彼の家でディナーをごちそうになり、バンクーバーの白人の生活を垣間見させていただきました。
そう、サーモンもいただきました。今回の出張は、バンクーバーだというのに、なぜか毎日中華だったので、嬉しかったです。
彼の家にはゲストルームもあるので、「ぜひ泊まっていって」と誘われたのですが、今回は私の中医学の師匠(教授)のお世話をしないといけないので、次回ということにしました。
小高い傾斜地にある家は、暖炉もあり、暖かみがたくさん。まさに、欧米の家という感じです。
2人の娘さんは、非常にかわいい。フランス語の学校に通っているそうです。
カナダ人にとっては、将来のためにもフランス語は非常に大切だと言っていました。
これだけ華人が多いのですが、中国語をしている西洋人にはまず会いませんでした。やはり、英語かフランス語なのでしょうね。
アメリカ経済の影響をもろに受けているカナダ経済。最近、カナダ人でもアメリカ往復よりも、中国往復する人が増えてきているとDavidも言っていました。本当の経済への影響は、これからだと深刻なトーンです。
ただ、中国ビジネスが難しいことは、カナダでも有名。これだけ華人がいると、なにか突破口が開けそうなのですが、以外と白人と中国人はつながっていないのだなあ、という実感もありました。
バンクーバーにしろ、カナダではこうした移民たちをたくさん受け入れないと、とても自国だけの国民ではやっていけないのが現実だそうです。だから、民族間では比較的寛容だと彼は言っていましたが、それはそうでしょうね。
日本も、そのうちバンクーバーのように、アジア民族でいっぱいということになるのかもしれません。
昔と雰囲気は変わっておられませんでした。
午前の会議をさっさと終えて、午後は娘さん2人と一緒に、The Royal Vancouver Yacht Clubへ行きました。いい天気なので、セーリングを使用と言うことになりました。
ビーチは人でいっぱい。この時期、例年だったらいい風も吹かず、気温も低いのでヨットはできないはずなのですが、この日は運良く快晴で絶好のヨット日和。
いい風がEnglish Bayに吹いています。
折しも、大学生らしきチームが、カヌーの競争をしていました。賑やかなこと。
沖には大型貨物船が浮かんでいて、そのそばまでヨットで行くことに。
波を乗り越えながら、前へ前へ進むのですが、これがすごく気持ちいい。
全く、風だけの力で、よくもこれだけ進むものだと感心。
ただ、波が容赦なく来るので、下半身はずぶ濡れになりました。でも、太陽がぽかぽかしているので、意外と寒くないのですよね。
夜は、彼の家でディナーをごちそうになり、バンクーバーの白人の生活を垣間見させていただきました。
そう、サーモンもいただきました。今回の出張は、バンクーバーだというのに、なぜか毎日中華だったので、嬉しかったです。
彼の家にはゲストルームもあるので、「ぜひ泊まっていって」と誘われたのですが、今回は私の中医学の師匠(教授)のお世話をしないといけないので、次回ということにしました。
小高い傾斜地にある家は、暖炉もあり、暖かみがたくさん。まさに、欧米の家という感じです。
2人の娘さんは、非常にかわいい。フランス語の学校に通っているそうです。
カナダ人にとっては、将来のためにもフランス語は非常に大切だと言っていました。
これだけ華人が多いのですが、中国語をしている西洋人にはまず会いませんでした。やはり、英語かフランス語なのでしょうね。
アメリカ経済の影響をもろに受けているカナダ経済。最近、カナダ人でもアメリカ往復よりも、中国往復する人が増えてきているとDavidも言っていました。本当の経済への影響は、これからだと深刻なトーンです。
ただ、中国ビジネスが難しいことは、カナダでも有名。これだけ華人がいると、なにか突破口が開けそうなのですが、以外と白人と中国人はつながっていないのだなあ、という実感もありました。
バンクーバーにしろ、カナダではこうした移民たちをたくさん受け入れないと、とても自国だけの国民ではやっていけないのが現実だそうです。だから、民族間では比較的寛容だと彼は言っていましたが、それはそうでしょうね。
日本も、そのうちバンクーバーのように、アジア民族でいっぱいということになるのかもしれません。
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不思議な路線バス
なんせ貧乏出張の私ですので、バンクーバーでの移動は路線バス。
なかなかきめ細かい路線バスのネットワークができていて、便利です。しかも、バスの前に自転車を載せることができることにも感動しました。
バンクーバーは自転車に非常に優しい地区で、自転車道路網がちゃんと整備されていて、標識付き。上海のように「自転車通行止め」とするのとは、勝手が違います。
ちなみに、バンクーバーのバスの時刻表や運賃は、http://tripplanning.translink.bc.ca/から一発で検索できます。
ところが、運賃体系が結構厄介。時間帯によって料金が変わるのと、ゾーンによって料金が違うという仕組みが導入されています。さらに、乗ったら料金を払って、チケットをもらうのですが、それを検札にきません。
一帯どうやって正確に料金を徴収できているのか、はなはだ疑問です。
ただ、地元の人に聞くと、時々警察によるチケットのチェックが入るらしい。そのときに、正しいチケットを持っていなかったら、とんでもない罰金をしはらうことになるそうです。
私が乗った98番も、昼間乗ると3.75ドル、夜にのると2.25ドルでした。18:30以降になると、料金が値引きされるそうです。
降りるときは、降車ボタンではなく、降車ロープを引っ張るとベルがなる仕組みです。これがなかなかおもしろい。
料金体型も中国みたいに均一にするなどもっと簡単にできそうな気もするのですが、そういう意味では日本の整理券システムはすばらしいですね。
ちなみに、イギリスでも運賃は自己申告制でしたから、欧米の国では結構アバウトなのかもしれません。
なかなかきめ細かい路線バスのネットワークができていて、便利です。しかも、バスの前に自転車を載せることができることにも感動しました。
バンクーバーは自転車に非常に優しい地区で、自転車道路網がちゃんと整備されていて、標識付き。上海のように「自転車通行止め」とするのとは、勝手が違います。
ちなみに、バンクーバーのバスの時刻表や運賃は、http://tripplanning.translink.bc.ca/から一発で検索できます。
ところが、運賃体系が結構厄介。時間帯によって料金が変わるのと、ゾーンによって料金が違うという仕組みが導入されています。さらに、乗ったら料金を払って、チケットをもらうのですが、それを検札にきません。
一帯どうやって正確に料金を徴収できているのか、はなはだ疑問です。
ただ、地元の人に聞くと、時々警察によるチケットのチェックが入るらしい。そのときに、正しいチケットを持っていなかったら、とんでもない罰金をしはらうことになるそうです。
私が乗った98番も、昼間乗ると3.75ドル、夜にのると2.25ドルでした。18:30以降になると、料金が値引きされるそうです。
降りるときは、降車ボタンではなく、降車ロープを引っ張るとベルがなる仕組みです。これがなかなかおもしろい。
料金体型も中国みたいに均一にするなどもっと簡単にできそうな気もするのですが、そういう意味では日本の整理券システムはすばらしいですね。
ちなみに、イギリスでも運賃は自己申告制でしたから、欧米の国では結構アバウトなのかもしれません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類