朝一はまず太宰府天満宮まで西鉄列車を乗り継ぎ、菅原道真公を偲びました。国立博物館をさっと見たと、歴史の教科書にたびたび登場する太宰府跡もチェック。九州はまた奈良と違った歴史のロマンがあるところです。
そして、福岡に戻って、うちのサイトのブログでおなじみの元木氏ファミリーとあえたし、取材でもいろいろお世話になっている一風堂河原社長お膝元のラーメンもいただけました。おいしかったです。
元木氏はいまや飲食店経営、会社経営、さらに執筆活動と何足も下駄を履いて活躍なさっています。上海を引き払い、いま日本を拠点となさっていますが、やはり上海は懐かしいもの。昨夜も、彼のバーで楽しいひとときを過ごさせていただきました。
そして、別府出身のAさんとも福岡で感動の再会。
彼女も中医学を勉強している仲間で、上海にも来られました。こうやって若手の先生が日本各地でどんどん育ってきていることはすばらしいことです。Aさんはきっと将来別府で中医学を使った地域医療を実現してくれるものと期待しています。もちろん、私も上海から精一杯サポートしますから。
病弱だった彼女が、いまこうやって結婚できたのも中医学のおかげだと聞くと、私も感無量です。
福岡から別府までは高速バスで2時間半ほど。快適な高速道路の旅です。日本のバスの旅は本当、安心感がありますね。中国のバスの旅は、冷や汗たっぷりということが多いですから。。。
別府では、今夜は山田別荘に宿泊。なんせ、無線LANができることは、我々ネット屋にとってはもうヨダレが出そうな環境。温泉旅館で無線LANができるところはそうないのです。
建物は昭和レトロ風で、思索にふけるのには最高の環境です。外見からは、ここで無線LANができるなんて想像もつかないことでしょう。
部屋も広いし、やっぱりビジネスホテルとは違います。
まずは、予約しておいた貸し切りの露天風呂で汗を流しました。
さらに素泊まりもできる山田別荘。今晩は、さっそく街に繰り出して地元料理に舌鼓を打ちました。見つけた店は地元出身Aさんおすすめで、特に地元の人がよくいく居酒屋「チョロ松」(大分県別府市北浜1-4 電話0977-21-1090)へ。注文した名物料理カモ吸がなかなかグーです。
麺も追加してもらえるのですが、この麺が上海の麺に姿形がそっくりで、ちょっとびっくり。中国にある鳥スープをもっと繊細にワイルドにした感じです。
温泉旅館も、こうやって素泊まりできるようにすれば、もっと街が活性化するのにといつも思います。
旅人が街に繰り出して、地元の人と楽しむのも温泉の魅力なのです。その温泉地の繁華街が、いまやスナックばかりになってしまってるのも、なにか悲しいものです。
温泉地こそ、日本の情調を色濃く残してほしいものです。私は、毎回海外から日本の温泉に行くことになるので、とくにそのことを期待してしまいます。
変わらない頑なさが、時には必要なのです。
そう、商売やお金だけがすべてではないと言うことを。
人に愛される温泉地になってほしいものです。
(福岡で昭和49年製造の電車に乗りました。鉄ちゃんの私は、もちろん運転席食らいつき。みると、機器類がすごくレトロで、三十数年の時代の流れを実感しました。ああ、鉄道はロマンがありますねえ。。。)