昨晩、600キロの道のりを九州から戻り、明日から東京です。
今回の東京行きは、いつもと違って気分が重いです。
医者として、最後になにか手助けができなかったことが、ものすごく後悔されます。仕方がなかったか?といえば決してそうではなかったかもしれません。でも、現実にはそうならなかった。
病棟にいたころも、そういった出会いと別れが数知れずありました。
人生というものは一寸先は闇。なにが起こるか検討もつきません。いくら意志や希望、計画があっても、最後はなすがままにしかならない。
人間は本能的にどんなときも最善を尽くしているわけですから、結果は素直に受け入れ、ただひたすら来たるべき未来に走るしかないのです。
今回の東京行きは、きっとまた私が一回り成長する大切な経験なのかもしれません。