本当に上海にはいろいろな店が進出してくるものです。
和食「さと」といえば、大阪にいるころ、結構気軽に入ることができる和風レストランとして利用させてもらいましたが、まさか上海での打ち合わせでも使えるとは思いもしませんでした。
和食「さと」の中国語名は、「莎都」。日本語の発音からとってきたネーミングですね。場所は地下鉄2号線の開通で一気に賑やかになった天山路の長房国際広場の5階にありました。
こちら中国の「さと」は、また日本のものとがらっと違って、結構高級感ある空間を演出していました。グループでも集まることができる個室もあったりして、打ち合わせには使えると思います。また、座敷ではなくテーブルであるというのもうれしい。30名程度の会食やパーティーもいけるスペースもありました。
メニューを見てみると、和食「さと」の海外進出は、この店が初めてだそうで、意気込みを感じます。
特においしいな、と感じたのは写真のうどんすきです。キャッチコピー通り、鰹節の風味がしっかりとしていて、出汁を堪能することができました。うどんの量もしっかりとあり、中国人でも満腹になることでしょう。上海の悪名高き水にも苦労なさっていることでしょう。
ところで、肝心の上海奈良県人会ですが、次回は2008年11月ごろを計画しています。今回の幹事会で、いろいろと企画がでてきました。
2010年には平城遷都1300年を迎え、いろいろ県のほうでも企画があるようですが、県人会でもバックアップできたらなということで、試行錯誤しています。
ことに、中国とのつながりといえば、シルクロードを含め、キーワードはいろいろ出てきます。奈良県の荒井知事は上海にも公式訪問され、上海奈良県人会にもご出席くださいました。
しかし、実際になにかしようとなると、なかなか難しいものです。正直、アイデア不足のような気がしますし、奈良県という存在が、大阪や京都の陰に隠れてしまっているという点も否めません。
聞くところによると、近鉄奈良駅のすぐ近くにある県庁を移転させ、それこそ5星ホテルを誘致すべきだといような過激な意見もあるそうですが、まあ、今の感じでは無理でしょう。でも確かに県庁の位置はよすぎる。。。もったいないですよね。
しかし、それぐらい思い切ったことをしないと、夜8時には真っ暗になる奈良中心部を活気づけることはできないのかもしれません。
というようなことを議論しながら、時間はあっという間に過ぎてしまい、最後にぜんざいが出てきました。
そうか、そういえば和食「さと」は大阪法善寺で有名な「夫婦善哉」と関係があったな、ということを思い出しました。
大阪の名物「点心」が上海に登場です。たこ焼きほどのブームにはならないにしろ、地元大阪の食文化にこうやってありつけるのは何かうれしいものです。
上海人は甘党だから、きっとうけるぞ、と思いつつ、今度是非妻を連れてこようと思ったのでした。
【データ】
和食「莎都」
住所:上海市長寧区天山路789号 長房国際広場5階 506
電話:021-62293101
2008年09月17日
和食「さと」で打ち合わせ
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類