2008年09月25日

中国の高速道路事故の最大の原因

 中国で生活していると、なにかと移動することが多くなり、さらに高速道路を利用することも多くなります。国土が広い中国では、高速道路の整備は非常にありがたいのですが、今度は高速による事故が心配になってきます。

 公安部が発表したデータでは、高速道路で発生した事故のうち、その原因で70%を占めるのが、なんとタイヤの爆発だそうです。しかも、時速160キロ以上でとばしていて、タイヤが爆発した場合は、致死率が100%というデータも出ています。

 時速160キロといえば、日本で考えるとめちゃくちゃ速く感じますが、中国では高速道路が広くて、直線が多いため、決して珍しい(出しにくい)速度ではありません。

 しかし、タイヤの安全基準は、中国ではまだ十分といえる状態ではなく、中古タイヤを改造した不良品もタクシーなどに使われているという報道もありました。

 もちろん、中国では保険会社でもタイヤ事故に関しては含まれていないことが多く、タイヤ爆発で発生した事故は、泣き寝入りするしかないようです。


 上海の道路を見ていても、パンクしたりしているトラック、バス、乗用車をよくみかけます。

 大勢が利用する交通網だけに、タイヤでけっちたりせず、安全にはとにかく十分気をつけてほしいと思います。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類