2008年10月07日

ノーベル賞

 日本人の3人の物理学者がノーベル賞を受賞しました。

 子供の頃、ノーベル賞といえば、なにか自分とは全く関係ないものと思っていたように記憶しているのですが、医学を勉強しはじめると、自然科学の発見の中に、ノーベル賞の重要性がひしひしと感じられるようになりました。

 偉大な発見がなければ、自然科学は前に進むことができません。

 30〜50年かけた研究の成果が、いまやっと日の目を見るわけですが、昨日のテレビのインタビューで益川さんが、「ノーベル賞?世俗的でちっともうれしくないね。2002年に実験で理論が証明されたときの方が嬉しかった」というようなコメントをされていました。

 科学者なんだなあ〜、と改めて実感しました。

 実は、中国は必死でノーベル賞が受賞できるようにがんばっています。この時期になると、ノーベル賞をどうしたら受賞できると、どういう人が受賞できるか、などなど関連する報道が増えます。

 それによると、今年はノーベル化学賞の候補が、アメリカの華僑にいるそうで、その方の名前をよく見かけます。果たして結果は。。。。今日、8日の夕方に発表されます。

 でも、ノーベル賞はオリンピックの金メダルとは違うと思うのです。種目が決まっていて、そこから最高の成績をだす、というものではない。つまり、ノーベル賞は受賞が目的ではないのです。

 長い、長い研究のなかで、それがふとした瞬間に世の中の注目を集めるというのがノーベル賞。

 中国国籍の中国人がいつノーベル賞を受賞するか、中国人の中では注目が集っています。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類