私はタバコを吸いません。
しかし、日本に戻ったとき、毎回おみやげとして頼まれるもの、それが日本のタバコです。
もちろん、空港の免税ショップで買ったもので、値段が安いだけでなく、偽物はまずあり得ないという信頼から、日本のタバコはおみやげに重宝します。
中国人と何か交渉ごとをするときなども、ささやかですが、タバコを相手点のポケットに突っ込むことも時々やります。
上海人のタバコのマナーが最低なのは、このブログでも何回も紹介しました。エレベーター内の喫煙、妊婦や子供がいてもお構いなしの喫煙、レストランの禁煙エリアでの喫煙などなど。タバコを吸わない者からすると、非常に気分が悪い。
さて、上海人の喫煙率はどれぐらいなのか?復旦大学の調査によると、上海市民の喫煙率は16.34%だそうです。(ここでの喫煙者の定義は、100本以上のタバコを吸ったことがあり、過去30日間にタバコを吸い続けたことがあるとしています。)
面白いなと思ったのは、結婚した人の方が、未婚の人よりも喫煙率が倍以上高いという点。年齢的には、36〜55歳の比率が20%で最も多いというのは、何となく理解できます。これじゃあ、奥さんや子供がかわいそうですね。
さらに、教育レベルとの関係も調査しています。教育水準が高ければ高いほど、喫煙率は下がるそうで、中学校以下の学歴だと、喫煙率は20%になるそうです。
ちなみに、男女比率は、男性の喫煙率が34.86%、女性の喫煙率が2.41%。圧倒的に男性が多いわけですが、最近の上海では女性の喫煙者が明らかに増えています。以前は、殆ど女性の喫煙者は見かけなかったのですが。
また、タバコを吸う場所で最も多いのがなんと「レストラン」。これは、私は意外でした。
レストランでは、美味しいものをいただくのに、タバコをすうとそれだけで味が分からなくなってしまうように思うのですが。。。。結局、会食は料理ではなく、あくまでもつきあいなのでしょうね。
私は、付近にタバコを吸う人がいると、すぐに避難しますが、あまりにも吸う人が多いので、避難しようがないというのが現実です。
まあ、ここから分かるように上海のレストランの空気環境がどれほど良くないか、理解に難くないわけで、妊婦や子連れはなるべく上海のレストランには行かない方が無難です。
タバコを吸うのは確かに人の勝手です。
しかし、タバコを吸わない人に対して、十分に配慮がなされるべきであり、このあたりのマナー向上が今後の上海の課題です。